[QLD句会録棚]
第 229 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成14年4月7日
兼 題:「連翹」(れんげう)、「入学」、「本」 ※「本」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
229-01 本棚に戻らぬ春の時刻表 睦月 5 蒼穹・柚子・亮哉・佐保子・越冬こあら
229-02 次々とチラシ受取り入学す 竹軒 4 中ちゃん・子々・越冬こあら・早香
229-03 本開きうつらうつらの春炬燵
229-04 路地行き止まり連翹の華やげる 睦月 1 子々
229-05 頁繰る本の重たき目借時 柚子 3 樽金・野浮・早香
229-06 連翹に迎えられての帰宅かな
229-07 積み上げた本ひとつ減り春の風邪 亮哉 3 たんこ・睦月・越冬こあら
229-08 ファックスのはみだし文字よ入学児 睦月 1 佐保子
229-09 連翹の黄は殴り書き朝の雨 蒼穹 6 喜多造・樽金・柚子・竹軒・亮哉・佐保子
229-10 辞書あまた平積み春の本屋かな 野浮 1 早香
229-11 本高く積まれしままに春の塵 佐保子 1 柚子
229-12 親探し目には涙の入学式
229-13 売られをる献呈本や万愚節 蒼穹 6 樽金・子々・睦月・野浮・竹軒・佐保子
229-14 花冷えや本を携えティータイム
229-15 自転車の籠に本乗せ若葉道 中ちゃん 1 喜多造
229-16 愛読書「猫」と答へる新社員 竹軒 2 たんこ・佐保子
229-17 待ち役はわたし連翹ゆれどほし 柚子 6 中ちゃん・喜多造・蒼穹・野浮・亮哉・早香
229-18 脚本の有るがごとくに桜守 野浮 1 喜多造
229-19 連翹や町内毎の避難場所 越冬こあら 3 樽金・睦月・竹軒
229-20 翔ぶ夢やハングスクールに入学す 喜多造 2 蒼穹・柚子
229-21 教頭の筆か入学式次第 越冬こあら 3 中ちゃん・睦月・竹軒
229-22 朝ごとのシャワーシャンプー入学す
229-23 入学や探せ良き友良き書物
229-24 連翹の花ほど黄金があったなら
229-25 土曜日の講座を選りて入学す
229-26 連翹の寺に居眠り地蔵かな 竹軒 5 蒼穹・たんこ・子々・野浮・越冬こあら
229-27 連翹の道まっすぐに月へかな
229-28 入学の衿の明るき通学路 佐保子 2 睦月・亮哉
229-29 読みたき本読むべき本や目借時
229-30 満開の桜安吾の本を読む 喜多造 1 たんこ
229-31 連翹の彩に濃淡ありにけり
229-32 たんぽぽや顔被ひたる文庫本 樽金 3 中ちゃん・柚子・亮哉
229-33 連翹の鮮烈に在る恋路かな
229-34 連翹の弾んでをりし初日かな
229-35 手を握り返せし母や入学式 蒼穹 3 喜多造・樽金・子々
229-36 花曇また高くなる本の山 越冬こあら 2 野浮・早香
229-37 連翹の門入りくる往診医 子々 1 竹軒
229-38 入園児うさぎに草を食ませゐる 柚子 2 中ちゃん・蒼穹
229-39 入学や学生服の袖長し 中ちゃん 1 越冬こあら
229-40 難関を余裕で突破入学す
229-41 入学の子の背中見る親の顔 早香 1 たんこ
229-42 連翹や庭掃きをれば黄なる月

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