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第 233 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成14年6月2日
兼 題:「亀の子」、「杜若」(かきつばた)、「団体」 ※「団体」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
233-01 花びらに雨粒のせて杜若 早香 2 喜多造・越冬こあら
233-02 洗面器ときをり亀の子の音が 中ちゃん 5 早香・竹軒・びーどろ・柚子・越冬こあら
233-03 団体のもう散り散りに大夏野 柚子 7 中ちゃん・蒼穹・早香・亮哉・竹軒・睦月・子々
233-04 池水は流れ入るのみ燕子花 蒼穹 5 中ちゃん・亮哉・びーどろ・柚子・睦月
233-05 四肢浮かせ子亀の泳ぐ浅瀬かな 柚子 1 喜多造
233-06 ほろ酔うて庭池づたひ杜若
233-07 杜若東司に人の無かりけり びーどろ 7 中ちゃん・蒼穹・早香・亮哉・竹軒・睦月・子々
233-08 亀の子もFIFA開幕戦見てをりぬ
233-09 団体もアベックもゐぬ菖蒲園
233-10 団体がビヤ樽囲むバーベキュー
233-11 亀の子ら団体戦の会議中
233-12 魚跳ねしあとの静寂杜若 柚子 2 蒼穹・亮哉
233-13 団体の旅の寧けし麦の秋 蒼穹 3 早香・亮哉・柚子
233-14 田の人の目の隅にある杜若 竹軒 5 中ちゃん・びーどろ・柚子・喜多造・子々
233-15 銭亀の買われる時を待つ並び
233-16 団体で旅愁寄せくる烏賊火かな
233-17 杜若田に色添えて真っ直ぐに
233-18 亀の子の還りし海の泡一つ びーどろ 1 越冬こあら
233-19 亀の子の伸びひとつして飛び込める
233-20 梅雨晴間団体車両のごとき様
233-21 生き残れゆっくり急げ亀の子よ
233-22 団体を抜けし走者に風光る 子々 5 蒼穹・竹軒・柚子・喜多造・睦月
233-23 鳴く術を教はらざりし子亀かな
233-24 廃村の奥に朝日や杜若 亮哉 1 喜多造
233-25 紫の花弁整ふ杜若
233-26 夏帽や団体さんと呼ばれをり 睦月 3 竹軒・びーどろ・子々
233-27 団体の後に団体桜の実 びーどろ 2 中ちゃん・睦月
233-28 ピッポッパ花弁が揺れるカキツバタ
233-29 団体の心丈夫や瀑布聴く 越冬こあら 1 早香
233-30 紙ヒコーキ飛ばす団体風薫る
233-31 業平の歌思い出す杜若
233-32 亀の子の踏みて踏まるる盥かな 亮哉 2 越冬こあら・子々
233-33 亀の子の横切る一部始終かな 睦月 3 蒼穹・びーどろ・越冬こあら

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