[QLD句会録棚]
第 236 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成14年7月14日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
236-01 ブラインドからはみ出している大西日 早香 3 喜多造・慧無・竹軒
236-02 向日葵が映つてをりし鯉の池
236-03 水中花蕾も一つありにけり びーどろ 3 蒼穹・睦月・柚子
236-04 青梅雨やけぶりのやうに人歩き 柚子 4 野浮・早香・睦月・亮哉
236-05 子曰く和して同ぜず冷さうめん 蒼穹 3 佐保子・柚子・越冬こあら
236-06 青き道途切れて此処は麦の秋 竹軒 2 中ちゃん・喜多造
236-07 梅雨明けて紅白色の郵便車
236-08 明易しお喋り止めぬウィンカー
236-09 梅氷焼酎昔話など 越冬こあら 1 びーどろ
236-10 ゆき渡りたる釉薬に夏夕かな びーどろ 5 蒼穹・中ちゃん・佐保子・柚子・亮哉
236-11 大夕立拍手喝采トタン葺 越冬こあら 4 喜多造・慧無・早香・柚子
236-12 片蔭や歌の噴き出す園児バス
236-13 古畳シャツ一枚の昼寝覚め 竹軒 3 喜多造・野浮・たんこ
236-14 温泉の宿や暑さ覚えて目がさめる
236-15 ひそと有りたちまちに無し夜の秋 亮哉 2 早香・びーどろ
236-16 いつなりと昼寝のできる歳となり たんこ 2 中ちゃん・睦月
236-17 鬼瓦目を剥く梅雨の晴間かな 野浮 5 慧無・早香・睦月・佐保子・柚子
236-18 台風のニュース聴きつつ乗船す 中ちゃん 1 越冬こあら
236-19 夏痩せと思いしかども腹が出て
236-20 頭隠して隠れてをりぬ守宮の子
236-21 信号を待つ足の群れ海南風 越冬こあら 2 早香・亮哉
236-22 風鈴や大の字となる風呂上り 佐保子 2 たんこ・越冬こあら
236-23 青春を語りて遠き花火かな
236-24 梅雨晴や傘乾かしてゐる漁村 中ちゃん 3 野浮・越冬こあら・亮哉
236-25 乾びつつ茎まで青し七変化 亮哉 1 蒼穹
236-26 バス停の待宵草は首もたげ 慧無 1 竹軒
236-27 貴婦人を気取つてをりぬ夏帽子 野浮 2 喜多造・たんこ
236-28 黄昏にあかはらの音の澄みわたる 喜多造 1 蒼穹
236-29 吊り忍雲の高さに吊りにけり 睦月 4 蒼穹・慧無・佐保子・竹軒
236-30 昼下り一人寝てゐる夏の風邪 佐保子 1 たんこ
236-31 夏館孔雀は虹を広げたる 蒼穹 1 びーどろ
236-32 留守宅の扉を叩く夕立かな
236-33 巫女現れし電脳神社青簾 びーどろ 1 竹軒
236-34 七変化終はりの色となりにけり
236-35 芭蕉布をしゃきっと着たる女ありて 喜多造 1 慧無
236-36 台風過生まれ変わった風受ける
236-37 蚰蜒(ゲジゲジ)の加速することなき走り 蒼穹 3 中ちゃん・野浮・亮哉
236-38 青信号渡る人なき梅雨の朝 竹軒 4 野浮・たんこ・佐保子・越冬こあら
236-39 直線を飛ばす日常梅雨明けぬ 佐保子 1 びーどろ
236-40 風薫る相乗り自転車上の空
236-41 恒例の水羊羹の届きけり 喜多造 2 中ちゃん・竹軒
236-42 海峡に尽きる大地や星祭 亮哉 2 睦月・びーどろ

[第235回]  [第237回]

[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]