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第 239 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成14年8月25日
兼 題:「溝蕎麦」(みぞそば)、「新涼」、「肌」 ※「肌」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
239-01 溝蕎麦に歩調緩める白ズック 越冬こあら 2 慧無・びーどろ
239-02 苦瓜の肌の歯ざはりチャンプルー 中ちゃん 2 蒼穹・越冬こあら
239-03 新涼の旅の機内誌めくりゐる 睦月 2 野浮・びーどろ
239-04 日焼けした肌残さるゝ今朝の秋
239-05 新涼の風東屋を吹き抜けり 喜多造 3 たんこ・竹軒・早香
239-06 水音のみぞそば群れる向うから 蒼穹 1 びーどろ
239-07 秋感じ赤ちゃんの肌さっぱりと たんこ 1 びーどろ
239-08 新涼や揺らぐ真竹の調べかな 慧無 3 蒼穹・喜多造・越冬こあら
239-09 肌寒や本日付の人も居て 越冬こあら 2 佐保子・慧無
239-10 溝蕎麦や土手にボールが置き去りに 中ちゃん 4 蒼穹・慧無・亮哉・越冬こあら
239-11 新涼や散歩の距離の伸びゆきて 蒼穹 2 たんこ・竹軒
239-12 またくちびるのとまる素肌よ八月尽
239-13 溝蕎麦や空一片の雲も無し 竹軒 3 佐保子・亮哉・喜多造
239-14 八月のジーンズの肌あらはなる 蒼穹 3 中ちゃん・野浮・睦月
239-15 新涼や宇宙の果は時の果 野浮 3 睦月・喜多造・早香
239-16 秋灯や出石白磁の彫りの肌
239-17 新涼や昨日のCD入れ替へる 佐保子 1 早香
239-18 溝蕎麦や国ごとにある国分寺
239-19 白い肌盆提灯に端座せり 慧無 2 中ちゃん・竹軒
239-20 新涼や灯点すころの山家の灯 びーどろ 1 佐保子
239-21 肌に合う人と語らう夜長かな 早香 2 野浮・竹軒
239-22 溝蕎麦の瀬音まかせの揺らぎかな 睦月 1 早香
239-23 溝蕎麦を跳んで近道書道塾 佐保子 7 蒼穹・中ちゃん・たんこ・慧無・睦月・亮哉・越冬こあら
239-24 新涼の忽ちにして日の出かな 竹軒 1 中ちゃん
239-25 みぞそばの葉陰に流れ見つけたり 早香 2 たんこ・竹軒
239-26 溝蕎麦や里の乙女の姿して
239-27 目覚めれば秋涼しきを感ずかな
239-28 人恋し人肌恋し処暑の酒 野浮 3 中ちゃん・睦月・喜多造
239-29 溝蕎麦や人形の目の雲白き 亮哉 1 佐保子
239-30 新涼や朝の雨脚バスを待つ
239-31 刺青の肌に行水名残かな
239-32 新涼や薬缶の水の沸く時間 早香 4 蒼穹・亮哉・びーどろ・越冬こあら
239-33 阿波踊り笠内の肌みな若し 喜多造 1 慧無
239-34 人形は皆左向き秋凉し 越冬こあら 1 亮哉
239-35 さかしまに振りし徳利の肌の冷え 亮哉 1 佐保子
239-36 肌に浮かぶ爪痕その他鶏頭花 びーどろ 1 野浮
239-37 溝蕎麦や岸辺を地味に綾となし
239-38 新涼を入れし厨にさす夕日 中ちゃん 2 たんこ・早香
239-39 秋涼の急なり心細きまで 亮哉 3 野浮・睦月・喜多造

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