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第 241 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成14年9月22日
兼 題:「鰍」(かじか)、「良夜」、(駅の)「ホーム」 ※「ホーム」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
241-01 秋桜のホームや風の駅に立ち びーどろ 2 蒼穹・喜多造
241-02 古代米炊いて良夜の心字池 亮哉 1 竹軒
241-03 秋の昼ホームに上海への列車 中ちゃん 3 蒼穹・佐保子・野浮
241-04 鰍突き大喜びの子らの声
241-05 静かなる海と大地の良夜かな 早香 2 喜多造・亮哉
241-06 鰍汁鍋底たぎりきたるらし 亮哉 1 びーどろ
241-07 見送って秋とホームに残される 越冬こあら 6 中ちゃん・蒼穹・たんこ・野浮・亮哉・早香
241-08 酒を酌み友と静かに良夜かな
241-09 団栗の落ちゐる駅のホームかな 蒼穹 5 中ちゃん・竹軒・たんこ・野浮・喜多造
241-10 銀色の穂波も招く良夜かな
241-11 釣り上げた鰍と我の百面相 早香 1 びーどろ
241-12 反対のホームに立ちぬ秋うらら 佐保子 3 びーどろ・越冬こあら・慧無
241-13 どの月も二重に撮れる良夜かな 竹軒 1 早香
241-14 鰍焼きつつお茶ボトル喇叭飲み 越冬こあら 1 中ちゃん
241-15 鰍棲む川に笹舟浮かべけり 中ちゃん 1 越冬こあら
241-16 上諏訪のホーム足湯や秋の色 喜多造 1 びーどろ
241-17 毬栗の一つ二つとあるホーム 早香 2 越冬こあら・慧無
241-18 護岸なる世過ぎ仕事や鰍酒 蒼穹 3 中ちゃん・野浮・喜多造
241-19 連休に足裏晒し鰍突き
241-20 ふりちんの児は風呂上り良夜かな 慧無 1 たんこ
241-21 一山を越ゆれば妻籠良夜かな びーどろ 1 慧無
241-22 清流の鰍沢とや山の宿
241-23 2番線ホームを通過赤とんぼ 野浮 6 蒼穹・佐保子・たんこ・越冬こあら・亮哉・早香
241-24 背の順に並ぶ家族の良夜かな 越冬こあら 4 中ちゃん・竹軒・野浮・亮哉
241-25 鰍突く子を液晶のモニタ追ふ
241-26 酒池肉林終はり異国の良夜かな 中ちゃん 1 佐保子
241-27 レール二本ホーム一本星月夜 亮哉 2 佐保子・早香
241-28 旧友と昔話の良夜かな 1 竹軒
241-29 渓流に鰍を追ひし釣師かな
241-30 廃線のホームに続く彼岸花 たんこ 4 竹軒・越冬こあら・喜多造・慧無
241-31 鰍突きヤスは尖つてをりにけり
241-32 コスモスに別れを告げてホーム発つ
241-33 雲間より散り行く侏儒の良夜かな 野浮 1 佐保子
241-34 単線のホームを含む花野かな 竹軒 1 蒼穹
241-35 良夜かなプリンを買ひにコンビニへ 佐保子 2 びーどろ・早香
241-36 渡殿に影重なれる良夜かな 蒼穹 3 たんこ・亮哉・慧無

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