[QLD句会録棚]
第 242 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成14年10月6日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
242-01 アルバムを手繰つてをりぬ夜長かな 野浮 1 たんこ
242-02 台風の夜の電車の窓の数
242-03 新蕎麦の鴨南蛮の鴨の肉 びーどろ 2 中ちゃん・越冬こあら
242-04 退場門運び来たりて秋の空 竹軒 4 中ちゃん・亮哉・野浮・びーどろ
242-05 台風の過ぎしあしたの日が昇る 中ちゃん 1 蒼穹
242-06 ぽつぽつと銀杏拾いながらゆく 早香 1 びーどろ
242-07 天気図の台風消えて記事残す
242-08 竹ほうき刷目正しく天高く 佐保子 2 竹軒・早香
242-09 黄落に埋め尽くされる譜面台 越冬こあら 2 慧無・早香
242-10 20年前の歌聴く秋時雨 佐保子 2 たんこ・慧無
242-11 台風や数歩行く間にずぶ濡れに
242-12 彼岸花中に小さき地蔵かな たんこ 1 早香
242-13 十月と何か丸くて回る物
242-14 農協のラベル金なり赤林檎 竹軒 5 中ちゃん・蒼穹・たんこ・佐保子・野浮
242-15 標的を撃つてもみたし秋の虹 びーどろ 2 亮哉・野浮
242-16 秋霖や灯ともるやうに人の影 亮哉 5 中ちゃん・蒼穹・佐保子・野浮・竹軒
242-17 夕餉とる畳の上のいのこづち
242-18 秋渇き女は細き黒ズボン 竹軒 1 びーどろ
242-19 満月や手の甲に取る数字メモ 佐保子 4 蒼穹・亮哉・びーどろ・越冬こあら
242-20 秋涼や強い日差しに逃げて行く
242-21 冗談の通じぬ人や茸汁 野浮 2 竹軒・早香
242-22 雨粒に濡れし露店の秋果かな 蒼穹 3 亮哉・慧無・佐保子
242-23 台風の音聴いて寝る2DK 中ちゃん 2 佐保子・越冬こあら
242-24 回転灯冷ゆる日暮れのタグボート 亮哉 3 慧無・佐保子・越冬こあら
242-25 新涼や項の剃刀理髪店 慧無 1 中ちゃん
242-26 卓袱台は壁を背にして後の月 蒼穹 5 たんこ・野浮・びーどろ・竹軒・早香
242-27 ぐつぐつと石焼ビビンバ体育の日
242-28 九月尽有効期限年またぐ 早香 1 越冬こあら
242-29 風草や黄昏原の秋思人
242-30 紅木槿花瓶に生けて妻出かけ
242-31 風に揺れ言葉さがして秋桜 早香 1 蒼穹
242-32 石段の届くよしなし秋の空 亮哉 2 たんこ・慧無
242-33 十月は油絵具で描くべし 野浮 2 亮哉・竹軒

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