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第 243 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成14年10月20日
兼 題:「眼白」(めじろ)、「新酒」、「金」 ※「金」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
243-01 金色に輝いてゐる銀杏の黄
243-02 友が持ち来たる新酒と文学論 中ちゃん 5 たんこ・野浮・竹軒・びーどろ・早香
243-03 黄金より吾子の寝息や十三夜
243-04 野の家のしろき硝子や眼白鳴く びーどろ 2 越冬こあら・亮哉
243-05 黄金の時を泳げる鰯雲 佐保子 1 早香
243-06 古びたる血肉の袋新走り 亮哉 2 蒼穹・越冬こあら
243-07 気に入りの花札に居る眼白かな
243-08 包み解く顔の綻ぶ新酒かな 早香 2 中ちゃん・野浮
243-09 庭の木に目白の道やミルクティー 亮哉 3 蒼穹・慧無・びーどろ
243-10 跡取りの娘わがまま眼白籠 竹軒 4 慧無・野浮・佐保子・亮哉
243-11 新酒かな杉玉化粧直したる 蒼穹 3 中ちゃん・越冬こあら・竹軒
243-12 目白鳴く小さき庭の枝渡り 早香 1 たんこ
243-13 紅葉して金閣まさに写真めく
243-14 辛口度+五度の日あらばしり びーどろ 1 佐保子
243-15 金の鶴銀の鶴折る長き夜 越冬こあら 8 蒼穹・中ちゃん・慧無・野浮・竹軒・亮哉・びーどろ・早香
243-16 夕照の金色芒狐の尾 慧無 3 蒼穹・竹軒・早香
243-17 ことごとくオプチミストの眼白かな
243-18 差戻し紛糾眼白鳴き止まず
243-19 山姥の墓洗ひをり金太郎 竹軒 2 中ちゃん・びーどろ
243-20 新酒飲み舌にぴりりと走るかな
243-21 金色の鳥は昌子と共に飛ぶ
243-22 朝の道めじろが前に降りたちぬ
243-23 かがりたる金糸ほつるる菊枕 蒼穹 4 慧無・野浮・越冬こあら・亮哉
243-24 酒造所の壁の凸凹新酒酌む
243-25 曼荼羅に点す金色の紅葉山 早香 1 たんこ
243-26 復元の新酒濁れる古代食 竹軒 2 佐保子・亮哉
243-27 普段着の客をもてなす新酒かな 野浮 5 蒼穹・慧無・たんこ・佐保子・越冬こあら
243-28 足痺れ盃出す婿は新酒の香
243-29 筑波嶺の新酒求めてうねる坂
243-30 縁側の日差しの中や目白籠 たんこ 4 中ちゃん・竹軒・びーどろ・早香
243-31 裏庭の梢を伝ふ眼白かな 野浮 1 たんこ
243-32 帰りがけ新酒デパ地下にて試飲
243-33 足腰に残る金鱗秋の水 亮哉 1 佐保子

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