[QLD句会録棚]
第 244 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成14年11月3日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
244-01 豚汁の隣りは野点文化の日 早香 3 蒼穹・中ちゃん・たんこ
244-02 ジーパンの膝そろへたる茸飯 びーどろ 5 蒼穹・中ちゃん・佐保子・竹軒・野浮
244-03 山また山どこまで続く枯れすすき
244-04 集めては散らかされての落ち葉掃き 早香 1 たんこ
244-05 雨止んで小学校の小鳥鳴く 竹軒 1 越冬こあら
244-06 ブレーキの軋む自転車暮の秋 越冬こあら 3 佐保子・竹軒・早香
244-07 徘徊の老いの介護をする夜寒 蒼穹 1 たんこ
244-08 均等に割箸割って栗の飯 越冬こあら 3 蒼穹・佐保子・早香
244-09 火と燃えて満天星紅葉陽に映える
244-10 秋雨がヘッドライトに光りをり
244-11 秘すことのありし時代も木の実落つ びーどろ 1 野浮
244-12 風ふけば我先に散る紅葉かな たんこ 3 佐保子・越冬こあら・早香
244-13 朝霧やピエロの衣装脱ぎ捨てる
244-14 失ひし人の大きさ冬の海 佐保子 5 蒼穹・たんこ・竹軒・野浮・早香
244-15 傘閉じて落ち葉に降った音を聴く
244-16 厠より見慣れし八手花結ぶ
244-17 嫁がせし夫婦ふたりで障子貼る 蒼穹 2 越冬こあら・びーどろ
244-18 ざつくりと傷ひとつありラ・フランス 佐保子 2 竹軒・びーどろ
244-19 顔に泥互ひを笑ふ蓮根掘 1 たんこ
244-20 椅子の背に雨傘掛けり夜学人 竹軒 4 中ちゃん・越冬こあら・びーどろ・早香
244-21 山道を交互通行して紅葉 野浮 2 蒼穹・越冬こあら
244-22 朝寒や犬の器に犬の餌 越冬こあら 3 中ちゃん・びーどろ・野浮
244-23 ラ・フランス不恰好なる心かな 佐保子 1 びーどろ
244-24 幸福に浸る少女や秋渇き
244-25 晩秋や慌てることも無いけれど
244-26 駐車場のくるま不揃ひ冬近し びーどろ 2 竹軒・野浮
244-27 池底の浚ひて清し冬隣 蒼穹 2 中ちゃん・佐保子

[第243回]  [第245回]

[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]