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第 245 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成14年11月17日
兼 題:「銀杏落葉」、「切干」(きりぼし)、「膝」 ※「膝」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
245-01 短日や成す術も無い膝ふたつ 越冬こあら 5 樽金・佐保子・竹軒・びーどろ・早香
245-02 膝小僧寒風に出し女高生 中ちゃん 1 たんこ
245-03 交ざりつつ銀杏落葉自己主張
245-04 膝を抱く踊り子の背ナ冬ざるる
245-05 歯ごたえの残る切干白きこと 早香 2 蒼穹・たんこ
245-06 切干を噛めば日向の匂ひかな 野浮 4 中ちゃん・蒼穹・樽金・早香
245-07 切干の煮しめ添へある手弁当 中ちゃん 3 樽金・びーどろ・越冬こあら
245-08 切干のあえものだけのお酒かな たんこ 3 中ちゃん・野浮・びーどろ
245-09 雪の宿風呂に揉みゐる膝栗毛
245-10 ひろごりて銀杏落葉のうすきこと
245-11 ハンチングマスクトレンチ銀杏散る 越冬こあら 1 野浮
245-12 風に舞ふ銀杏落葉の御堂筋 竹軒 1 越冬こあら
245-13 銀杏落葉みづの気配の立ちあがる びーどろ 2 蒼穹・佐保子
245-14 境内に銀杏落葉の小山ほど 野浮 1 たんこ
245-15 切干を購ひ地の空気購ひにけり びーどろ 1 中ちゃん
245-16 切干を刻むは祖母の厨事
245-17 切干や母が娘の頃の歌 樽金 3 蒼穹・佐保子・竹軒
245-18 膝頭かかへ冬帝に向きあへり びーどろ 4 樽金・野浮・佐保子・早香
245-19 切干や危険なことはやめましょう
245-20 木枯しや震えて並ぶ膝小僧 蒼穹 2 樽金・早香
245-21 臭ひなく銀杏落葉の流れけり
245-22 膝に継ぎ当て猟人の支度かな 野浮 4 佐保子・竹軒・びーどろ・越冬こあら
245-23 告げぬまま銀杏落葉の学舎辞す 佐保子 3 中ちゃん・野浮・越冬こあら
245-24 切干のそろひてしらを切りにける 蒼穹 1 びーどろ
245-25 冬ぬくし聞耳立てる膝の猫 樽金 4 たんこ・野浮・竹軒・越冬こあら
245-26 二人連れ肩にひらひら銀杏の葉
245-27 切干を煮含めてゐる箸の先 佐保子 2 竹軒・早香
245-28 敗戦の選手に銀杏落葉かな 樽金 2 中ちゃん・蒼穹
245-29 膝の上猫に取られて日向ぼこ 早香 1 たんこ
245-30 膝までが底冷えのするバス乗り場

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