[QLD句会録棚]
第 246 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成14年12月8日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
246-01 蓮根掘ほうじ茶熱き小昼かな
246-02 着ぶくれて始発電車にをりにけり 竹軒 4 樽金・たんこ・越冬こあら・野浮
246-03 革靴の律儀な並び寒波来 越冬こあら 1 早香
246-04 不況なりサンタも来ないクリスマス
246-05 初雪や螺鈿細工の硯箱 野浮 4 蒼穹・樽金・佐保子・竹軒
246-06 子猫鳴く次の夜には雪の降る 早香 4 中ちゃん・蒼穹・たんこ・慧無
246-07 すし詰めにされて皺々十二月 越冬こあら 2 野浮・竹軒
246-08 我が指はひび割れ爪割れその痛さ
246-09 点々と雪残す庭小鳥来る 早香 2 越冬こあら・慧無
246-10 鴨一羽金網越しに僕一人 越冬こあら 1 中ちゃん
246-11 しぐるるや昭和もすでに大昔 たんこ 2 早香・越冬こあら
246-12 いちめんの紅葉の丘に枯れ男
246-13 遅速なく夫婦老来て蕪汁 樽金 4 中ちゃん・早香・野浮・竹軒
246-14 喪中てふ葉書や賀状書く手止む 野浮 1 竹軒
246-15 菜にかかる初雪をまづ払ひたる 蒼穹 4 樽金・早香・越冬こあら・佐保子
246-16 黄葉散り地蔵の姿に後光かな 慧無 1 たんこ
246-17 定年や妻手作りのちゃんちゃんこ 樽金 4 たんこ・慧無・野浮・竹軒
246-18 クリスマス玩具のツリー発光す
246-19 神隠しありし浜辺の冬ざれて
246-20 冬林を透かして続く打球音 佐保子 4 中ちゃん・樽金・慧無・野浮
246-21 山茶花や婿取り続くあの屋敷 野浮 1 中ちゃん
246-22 冬木立雨の別れでありにけり 1 蒼穹
246-23 草上のテニスバッグの冬日向
246-24 冬の雨松葉の針が降るごとく 中ちゃん 2 たんこ・佐保子
246-25 散紅葉新聞配達駆け抜ける 慧無 1 早香
246-26 雪降りて畑は白く道黒く 早香 1 佐保子
246-27 シュウと音たてて降りけり冬の雨
246-28 冬ぬくし役場へ向ふ石畳 竹軒 4 蒼穹・樽金・越冬こあら・佐保子
246-29 冬天へ試合開始のサーブかな 佐保子 1 蒼穹
246-30 樅一樹揺るがず風の枯野かな 樽金 1 慧無

[第245回]  [第247回]

[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]