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第 264 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成15年8月17日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
264-01 冷ややかに我を見つめる眼あり
264-02 兎の面狐の面の祭かな 竹軒 3 蒼穹・中ちゃん・良犀
264-03 宣伝カー今宵の踊振れ回はる 中ちゃん 1 キチロウ
264-04 小地震はたと止みたる虫の声 樽金 1 早香
264-05 赤き星引き連れ盆の月赫く 野浮 3 びーどろ・クリトン・早香
264-06 軒先に虫籠吊るす茜雲 樽金 3 キチロウ・竹軒・越冬こあら
264-07 知り人を遠く近くに盆踊り 早香 2 樽金・野浮
264-08 一人子は旅二日目や虫の夜 樽金 1 びーどろ
264-09 夏寒ク賢治ノヤウニオロオロト 野浮 2 蒼穹・早香
264-10 立秋の御洒落眼鏡とスラックス 越冬こあら 2 キチロウ・中ちゃん
264-11 立秋やあの娘の化粧映えてきし
264-12 てのひらと顔の間の秋の水 良犀 4 中ちゃん・野浮・クリトン・早香
264-13 エンドレステープが回る踊りの輪 竹軒 4 中ちゃん・野浮・びーどろ・クリトン
264-14 本棚に隙間残して秋めきぬ 越冬こあら 1 びーどろ
264-15 青朱の薬味きざめり冷さうめん 蒼穹 1 びーどろ
264-16 朝顔のこれが私のこれは僕
264-17 膨らみの程のよきパン秋来る 早香 2 樽金・良犀
264-18 水母浮く工業団地のプラズマ光 びーどろ 1 樽金
264-19 その奥は異界か妻の冷蔵庫 蒼穹 1 クリトン
264-20 苧殻火や雨に濡れたる御影石 良犀 3 蒼穹・野浮・竹軒
264-21 合掌す僧を照らすや盆の月 キチロウ 2 竹軒・越冬こあら
264-22 秋刀魚喰う午後のラジオに勧められ 越冬こあら 3 キチロウ・樽金・良犀
264-23 シャドーボクシング夜の蟻をふむ びーどろ 2 蒼穹・早香
264-24 妻とともに歩いてみよう盆の月 クリトン 1 竹軒
264-25 流れ星紺のカンバス裂きにけり
264-26 鉄塔のニンゲンめきし晩夏光 びーどろ 2 野浮・越冬こあら
264-27 さかしまの空の甍や鰯雲
264-28 火星来て銀河とともに競い合ひ
264-29 お土産はいつもクッキー帰省する 中ちゃん 1 越冬こあら
264-30 雨降りて草取り急ぐ墓参かな キチロウ 3 中ちゃん・竹軒・越冬こあら
264-31 採血の針の太さよ蝉の声 竹軒 4 蒼穹・樽金・良犀・クリトン
264-32 草市に買うて加へし庭の花 蒼穹 2 キチロウ・良犀
264-33 帰省子の目の恥じらひの色があり

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