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第 266 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成15年9月14日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
266-01 巣を張って暇もてあます秋の蜘蛛 樽金 3 キチロウ・竹軒・越冬こあら
266-02 見上れば一点光り星流る
266-03 愛憎の複雑怪奇鶏頭花 野浮 5 良犀・樽金・クリトン・越冬こあら・びーどろ
266-04 仲秋の月の下なる火星かな 中ちゃん 1 竹軒
266-05 亡き友の飲み癖真似る無月かな
266-06 焼き蕎麦の上紅生姜秋祭 越冬こあら 5 中ちゃん・良犀・蒼穹・早香・びーどろ
266-07 鯊釣や宿の前より小舟出し
266-08 秋一ト日優雅退屈なる画廊 びーどろ 3 キチロウ・越冬こあら・野浮
266-09 虫の音の止み来客の気配かな 野浮 3 蒼穹・早香・越冬こあら
266-10 花野行く遥かに海の碧さあり キチロウ 3 良犀・蒼穹・樽金
266-11 芭蕉葉や空の穴から鳥が湧く 良犀 1 びーどろ
266-12 秋の暮旅行鞄が上る坂 越冬こあら 1 早香
266-13 千人で歌うカルメン秋うらら
266-14 外国人居留地にある秋桜 中ちゃん 3 良犀・野浮・びーどろ
266-15 秋澄むや遊子ばかりの人の波
266-16 栗拾い厚底靴の使い道 早香 2 キチロウ・竹軒
266-17 ゑのこ草蔽ひ隠せる草の丈 竹軒 2 中ちゃん・野浮
266-18 最初はグー彼岸花咲く土手の道 早香 1 クリトン
266-19 説教は正座して聞く遠花火 蒼穹 1 越冬こあら
266-20 久闊を叙して満月ゆびで消し びーどろ 1 クリトン
266-21 新涼の弓引きしぼる額髪 蒼穹 4 キチロウ・中ちゃん・樽金・野浮
266-22 黒服の秋のをんなの振る掌かな 良犀 2 樽金・びーどろ
266-23 爽やかな電話の声に誘われて クリトン 1 竹軒
266-24 曼珠沙華いっぽん重し崖の駅
266-25 秋草のみどり明るき河川敷
266-26 幼子の海に未練の残暑かな 野浮 3 竹軒・樽金・クリトン
266-27 畦赤く染めぬいてゐる彼岸花
266-28 沓脱の猫寝返りて秋暑し 樽金 3 蒼穹・クリトン・早香
266-29 田の色をこがねに変へて落し水 蒼穹 3 キチロウ・中ちゃん・野浮
266-30 レコードでショパン聴く夜は秋の雨
266-31 コスモスや川原に彩を競い合い
266-32 新涼のガーデニングの裏小路
266-33 秋深し通風孔の穴四角 越冬こあら 4 中ちゃん・良犀・蒼穹・早香

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