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第 267 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成15年9月28日
兼 題:「穴まどひ」、「たうもろこし」、「雑」 ※「雑」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
267-01 雑踏を菊人形の白塗りが
267-02 澤路をうろこ光らせ穴まどひ
267-03 姫宮に消えしをんなや穴惑 びーどろ 1 良犀
267-04 穴まどひみな性善に生まれきし 蒼穹 1 樽金
267-05 秋空や雑草といふ植物群 中ちゃん 2 越冬こあら・びーどろ
267-06 雑踏に紛れず妻の秋日傘 樽金 5 中ちゃん・たんこ・蒼穹・越冬こあら・クリトン
267-07 脱ぎ捨てし衣を探すや穴まどひ
267-08 眠るにはちと早いと言ふ穴惑 1 キチロウ
267-09 とうきびの豆ひとつずつむしる女 中ちゃん 1 びーどろ
267-10 子供達もろこし畑でかくれんぼ
267-11 雑草の中に迷いし草雲雀 キチロウ 1 早香
267-12 唐黍を横に銜へて別れかな 良犀 2 蒼穹・樽金
267-13 参る墓持つも持たぬも穴まどい
267-14 穴まどひ鎮守の杜に逃げこみぬ
267-15 雑穀も袋詰して秋祭 蒼穹 3 中ちゃん・早香・竹軒
267-16 こだはりの男たうもろこしを焼く 越冬こあら 4 早香・樽金・竹軒・クリトン
267-17 屋台の灯もろこし焼くや社殿裏 キチロウ 2 たんこ・竹軒
267-18 堀越えて捜すボールや穴まどひ
267-19 雑踏や長き人影秋の暮れ たんこ 3 キチロウ・早香・蒼穹
267-20 月明かり雑木林の影ばかり
267-21 斎宮の小さき御社穴まどひ びーどろ 4 中ちゃん・良犀・樽金・クリトン
267-22 雑と付け書棚へ返す夜長かな クリトン 4 良犀・蒼穹・竹軒・越冬こあら
267-23 雑兵が踏み荒らしたる蕎麦の花 竹軒 2 キチロウ・蒼穹
267-24 赤錆びた車輪の直下穴惑 越冬こあら 2 良犀・クリトン
267-25 穴まどい草の深さに惑いけり キチロウ 1 たんこ
267-26 碾臼でたうもろこしを挽きし子や 竹軒 1 びーどろ
267-27 雑念の絶えることなく九月尽
267-28 秋高し雑魚だけ泳ぐ古バケツ 良犀 5 中ちゃん・たんこ・キチロウ・竹軒・越冬こあら
267-29 たうもろこし北海道のあの人は クリトン 1 びーどろ
267-30 立枯れの唐黍鳴らし通り雨 樽金 6 中ちゃん・たんこ・キチロウ・良犀・早香・越冬こあら
267-31 漂うはとうもろこしの甘さかな 早香 1 びーどろ
267-32 口上にたうもろこしの焼き上がる 蒼穹 1 クリトン
267-33 雑踏の吾もひとりや穴まどひ 良犀 1 樽金

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