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第 268 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成15年10月12日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
268-01 坂道を上って下りて秋うらら 越冬こあら 1 蒼穹
268-02 川を染め桜紅葉の流れかな たんこ 1 蒼穹
268-03 天高し一羽の鳥と青ばかり 早香 2 越冬こあら・良犀
268-04 湖を合せ鏡に山粧ふ 野浮 3 たんこ・キチロウ・クリトン
268-05 秋の日の山影かすめ落ちにけり
268-06 ふりむけば曲がりて見えず秋の暮 良犀 2 早香・びーどろ
268-07 残る虫休止符多きセレナーデ 樽金 2 越冬こあら・クリトン
268-08 葦の穂の窓にそよげる穏座船 竹軒 3 中ちゃん・蒼穹・樽金
268-09 椋鳥の枝から枝へ大挙して 中ちゃん 1 キチロウ
268-10 漆盆粉引きの器次郎柿 早香 1 びーどろ
268-11 人間の匂ふ野分の列車かな 良犀 1 びーどろ
268-12 だんじりにちさき半天柿熟す クリトン 2 たんこ・びーどろ
268-13 秋晴れのもと自転車で学校へ
268-14 きりたんぽ男鹿の宿りの酒のよき キチロウ 1 良犀
268-15 下手人は見付からぬまま唐辛子 越冬こあら 3 早香・良犀・竹軒
268-16 学問のしづかに続く火の恋し 蒼穹 2 越冬こあら・良犀
268-17 木犀の香とともに現れる 早香 2 竹軒・クリトン
268-18 鯖雲も校舎の軒も流れけり 良犀 3 中ちゃん・キチロウ・樽金
268-19 学と恋天秤に乗せ秋の雲
268-20 渋柿や烏が避けて飛んでいく
268-21 空半ば透きとおりゐて秋時雨 樽金 2 中ちゃん・野浮
268-22 徒然に青鬼灯の空気抜く 竹軒 2 たんこ・クリトン
268-23 秋風や石薬師寺に陰深し キチロウ 2 早香・樽金
268-24 天高し港に帰る大漁旗 野浮 2 中ちゃん・越冬こあら
268-25 幼子の歩みの先の草紅葉 クリトン 2 たんこ・竹軒
268-26 長き夜や打ち碁の音が響きけり たんこ 1 キチロウ
268-27 秋の水習い事でも始めましょ
268-28 肌寒やつづらの底に負んぶ紐 樽金 4 早香・越冬こあら・竹軒・野浮
268-29 等々力渓谷環八も秋の声
268-30 芒野の風に形のありにけり 野浮 1 中ちゃん
268-31 草の実飛ぶ金に困ると便りきて 蒼穹 1 野浮
268-32 粧へる山なだらかな古戦場 竹軒 2 樽金・びーどろ
268-33 黒葡萄もぐほんたうの甲斐の空 びーどろ 5 早香・蒼穹・良犀・樽金・野浮
268-34 あいつがと通夜参りする秋思かな クリトン 3 たんこ・竹軒・野浮
268-35 木の実落つ音のガレージ静かなり 中ちゃん 1 キチロウ
268-36 永劫といふも秋思や龍吐水 びーどろ 2 蒼穹・クリトン

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