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第 275 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成16年1月18日
兼 題:「日脚伸ぶ」(ひあしのぶ)、「初電話」、「単」 ※「単」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
275-01 簡単に詠めずに呻吟冬の夜
275-02 初電話ガイドブックで時差計り
275-03 将門の護符の赤帯日脚伸ぶ びーどろ 4 蒼穹・野浮・早香・良犀
275-04 ざわめきを拾ふ街角日脚伸ぶ 良犀 4 野浮・早香・未貴・クリトン
275-05 日脚伸び机の上の影消へし
275-06 日脚伸ぶこれより三役揃い踏 樽金 1 蒼穹
275-07 恋人にデートを誘ふ発電話 たんこ 1 中ちゃん
275-08 待春や単車を駆けて海を見に キチロウ 3 中ちゃん・樽金・未貴
275-09 初電話鳴ることもなく過ぎ去りて
275-10 終電話とは初電話零時打つ
275-11 雪国のこもれる暮し日脚伸ぶ 蒼穹 1 びーどろ
275-12 初電話上司の声に目覚めけり キチロウ 1 竹軒
275-13 太平洋見て直ぐ母へ初電話 未貴 3 樽金・野浮・びーどろ
275-14 老若の十二単や歌かるた 良犀 2 蒼穹・クリトン
275-15 取り替へる単二の電池日脚伸ぶ 未貴 2 越冬こあら・良犀
275-16 温泉にチェックインして日脚伸ぶ
275-17 初電話島を出ぬこと決めたると 蒼穹 4 中ちゃん・樽金・竹軒・クリトン
275-18 初電話イギリス海岸見に来よと びーどろ 2 樽金・未貴
275-19 単語帳繰る音ストーブ燃える音 早香 2 たんこ・越冬こあら
275-20 単身で過す異郷の寒さかな 野浮 3 キチロウ・たんこ・越冬こあら
275-21 ピルの間の土地に下萌え坪単価 中ちゃん 2 早香・びーどろ
275-22 豆単の表紙も叩き掃納 クリトン 1 竹軒
275-23 初列車単身赴任に戻りけり 竹軒 4 蒼穹・中ちゃん・キチロウ・未貴
275-24 日脚伸ぶ動かざるまま熱気球 中ちゃん 1 クリトン
275-25 日脚のぶおむすび三つ竹の皮 越冬こあら 1 早香
275-26 静かさや単身寮の寝正月 樽金 5 キチロウ・竹軒・たんこ・越冬こあら・びーどろ
275-27 低気圧発達しつつ日脚伸ぶ
275-28 簡単な関係となり雪見酒 越冬こあら 3 野浮・良犀・びーどろ
275-29 初電話子供のころの話まで 中ちゃん 2 樽金・良犀
275-30 いそいそをにやにやにする初電話 早香 1 たんこ
275-31 風呂壊れ貰ひ湯に来と初電話
275-32 寒の水一斗単位に背負ひ来し 蒼穹 1 未貴
275-33 日脚伸ぶ廊下の隅の綿埃 早香 1 野浮
275-34 日脚伸ぶ微笑み始む女神様
275-35 日脚伸ぶ帰宅時刻の仄暗さ たんこ 1 キチロウ
275-36 日脚伸ぶ艶なる塔の顔かたち
275-37 初電話裏に満座の笑ひ声 樽金 8 蒼穹・中ちゃん・キチロウ・竹軒・たんこ・早香・越冬こあら・クリトン
275-38 日脚伸ぶ単3電池ほどなれど 野浮 1 良犀
275-39 林檎飴のばりの甘しよ日脚伸ぶ

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