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第 278 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成16年2月29日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
278-01 瀬から瀬へ触れむばかりに猫柳 未貴 4 中ちゃん・野浮・びーどろ・早香
278-02 春愁や薔薇の紅茶を溢れしむ びーどろ 2 中ちゃん・野浮
278-03 千代紙を折り食卓の雛人形 野浮 1 越冬こあら
278-04 禁じ手の汁かけ飯の浅蜊かな 蒼穹 3 びーどろ・早香・越冬こあら
278-05 長閑さや鯛の頭のパック売り 竹軒 3 蒼穹・未貴・越冬こあら
278-06 北窓を開きて隣家現はれし 中ちゃん 1 竹軒
278-07 行き跳ねて戻り小躍り猫の恋
278-08 とだえては闇あらたなる猫の恋 蒼穹 2 良犀・樽金
278-09 永き日の遺失物取扱所 越冬こあら 1 良犀
278-10 白梅や老幹強く曲りをり キチロウ 1 竹軒
278-11 運河へとハンドル切つて弥生なり 未貴 3 中ちゃん・びーどろ・越冬こあら
278-12 京に来て春一番と出会ひけり 中ちゃん 3 キチロウ・樽金・竹軒
278-13 いつの間に女雛男雛に向かひたる 樽金 1 竹軒
278-14 春めくや花屋の匂ひ溢れ来る 野浮 1 キチロウ
278-15 路地裏に香売る店や京余寒 中ちゃん 1 樽金
278-16 春炬燵地球儀軽く回りけり 樽金 3 蒼穹・竹軒・野浮
278-17 春色に替えて出陣地区予選
278-18 口濁すこと開け放し春疾風 野浮 1 早香
278-19 青笹の開くれば雪代山女魚かな 蒼穹 3 中ちゃん・樽金・びーどろ
278-20 官女雛載せて武骨な手なりけり 樽金 4 良犀・野浮・びーどろ・未貴
278-21 福寿草三件先の庭に咲く
278-22 一舟の白魚残る錦市 竹軒 2 蒼穹・未貴
278-23 下萌や吾に一個の鉄亜鈴
278-24 声掛けて擦れ違う人潜む春
278-25 紅梅や運河の水の澄みわたる キチロウ 3 蒼穹・未貴・越冬こあら
278-26 二月尽近くて遠き富士の山
278-27 杭を打つ音のこだまや梅の花 キチロウ 2 良犀・早香
278-28 掌に掬ひ味見したきよ春の雲 未貴 1 キチロウ
278-29 素魚の透き通りたる暖かさ
278-30 エジプト像の如き女や春の昼 びーどろ 1 中ちゃん
278-31 辻諷ひ一人春燈一つづつ 良犀 1 蒼穹
278-32 春の夜の濃淡ひとに在りにけり びーどろ 3 キチロウ・良犀・未貴
278-33 紅燈の露地を分け入る春の風 良犀 4 キチロウ・樽金・野浮・早香

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