[QLD句会録棚]
第 280 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成16年3月28日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
280-01 ふるさとはとうに思ひ出春の鴨
280-02 昨日より今日より明日花開く
280-03 思案して葉を残しけり桜餅 樽金 1 中ちゃん
280-04 門前に大きな声の植木市 たんこ 3 キチロウ・竹軒・びーどろ
280-05 花冷えの牛乳箱に空の瓶 越冬こあら 3 野浮・良犀・早香
280-06 かちかちになりし野糞や茅花の穂
280-07 キリストに忌てふものなし花林檎 良犀 1 未貴
280-08 種袋振りて音よき方を買ふ 樽金 5 蒼穹・中ちゃん・たんこ・野浮・越冬こあら
280-09 冴返る乗換駅の吹き曝し 竹軒 3 キチロウ・越冬こあら・早香
280-10 校庭に重機の動く春休 キチロウ 7 たんこ・竹軒・野浮・樽金・良犀・越冬こあら・早香
280-11 どの局もまず開花宣言を告げ
280-12 春昼や謡のお稽古朗々と
280-13 なにがなし古りし靴紐西行忌
280-14 握手して再会期する花の下
280-15 卒業歌左右に四つ非常口 越冬こあら 4 中ちゃん・竹軒・樽金・良犀
280-16 分別を小脇に抱え目借時 野浮 1 早香
280-17 春の川機音かすかに響きけり キチロウ 2 蒼穹・びーどろ
280-18 汐の香を束ねし海髪の生乾き 蒼穹 2 樽金・未貴
280-19 老人の歯の白々と余寒かな
280-20 蛇穴を出づる大河は滔滔と
280-21 今日もまた空に溺るる雲雀かな 良犀 2 蒼穹・キチロウ
280-22 窓開け放ち蒲公英と挨拶す
280-23 暗黒の埴輪のくちや鳥帰る びーどろ 3 野浮・樽金・未貴
280-24 敷き詰める1,000,000本の菜の花よ 野浮 1 びーどろ
280-25 夕東風や手の鳴る方へ鬼あゆみ 未貴 1 野浮
280-26 花冷えの峠の茶屋に立つ煙 早香 3 中ちゃん・たんこ・竹軒
280-27 朝霞人影二つ遠き船
280-28 桟橋はビルのその先花銀杏 未貴 4 蒼穹・越冬こあら・早香・びーどろ
280-29 春うらら五差路どちらへ行くべきか 中ちゃん 2 たんこ・良犀
280-30 犇きあつて総毛立つて桜鯛 びーどろ 2 中ちゃん・未貴
280-31 彼岸波コンテナ船の積木めく 未貴 1 キチロウ
280-32 この土地の味噌にも馴染み蜆汁 樽金 3 たんこ・良犀・未貴
280-33 雪柳こんもりとして風にゆれ
280-34 百kmを馳せ眼前の花の夜
280-35 浜風のこころ乾かし海苔障子 蒼穹 2 樽金・びーどろ
280-36 野遊びや自転車学ぶ男の子 中ちゃん 4 蒼穹・キチロウ・竹軒・越冬こあら

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