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第 290 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成16年8月22日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
290-01 稲妻や街は沈みし夜の底
290-02 地の者のこゑや唐黍爆ぜてをり
290-03 天窓に切り取って見る花火かな 早香 3 野浮・中ちゃん・越冬こあら
290-04 秋暑し会葬御礼引換券
290-05 肩の荷を下ろして眠る秋の夜や
290-06 母許のすでに半ばや百日草 未貴 1 びーどろ
290-07 稲妻や本心を読む年の功 野浮 1 キチロウ
290-08 縞細き父のネクタイ秋つばめ 未貴 5 良犀・早香・野浮・竹軒・越冬こあら
290-09 たんたん麺本舗前なり猫じやらし びーどろ 2 キチロウ・竹軒
290-10 人形のくたびれてゐる残暑かな 野浮 5 樽金・良犀・未貴・早香・越冬こあら
290-11 初嵐すぎて山影澄みにけり キチロウ 3 樽金・早香・中ちゃん
290-12 秋めくや逆さに吊るすスラックス 越冬こあら 3 未貴・野浮・中ちゃん
290-13 最悪とならぬ幸せ蓼の花
290-14 秋暑し税務署からの召喚状 樽金 1 キチロウ
290-15 いつの日か一緒に花火大会へ
290-16 虫鳴くや二階の窓に腰をかけ
290-17 鳴き砂を踏みて足裏の晩夏かな 野浮 5 樽金・キチロウ・良犀・未貴・竹軒
290-18 これ見よと玄関先の大南瓜 樽金 2 未貴・竹軒
290-19 火口湖を越え綿菅の風となる 良犀 6 樽金・未貴・早香・野浮・中ちゃん・びーどろ
290-20 草野球見に行く道のカンナかな キチロウ 3 樽金・早香・越冬こあら
290-21 姫君に短命多し白桔梗 びーどろ 1 野浮
290-22 法師蝉集ひて森の淡くなる 中ちゃん 2 越冬こあら・びーどろ
290-23 合歓の木の影が野分の噂かな
290-24 自分らしく生きると決めて秋蛍
290-25 天高しバスを待つ人歩く人 越冬こあら 2 良犀・中ちゃん
290-26 塀の上を黒猫渡る残暑かな 樽金 1 竹軒
290-27 朝顔の蒼の空へと伸びる道 早香 1 良犀
290-28 新涼の車窓開きて走りけり キチロウ 1 びーどろ
290-29 水引の夕日をこぼす遊歩道 未貴 2 キチロウ・びーどろ
290-30 また流れ寄るやありつる赤とんぼ

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