[QLD句会録棚]
第 292 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成16年9月19日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
292-01 葡萄棚修道院に鐘響く キチロウ 1 樽金
292-02 彼岸花咲く畦道を愛犬と 1 たんこ
292-03 昼の鈴虫よもうすぐ雨ですか 良犀 1 樽金
292-04 停電もなく台風のそれゆきし 中ちゃん 1 たんこ
292-05 長き夜オールディーズを聴くラジオ
292-06 花野行く遥か浅間に雲流れ キチロウ 1 クリトン
292-07 ほろ苦き茗荷の汁の朝餉かな たんこ 3 中ちゃん・キチロウ・野浮
292-08 手つなぎて辿る溶岩原を霧 良犀 1 びーどろ
292-09 木犀の微かな香り乾し蒲団 早香 4 良犀・キチロウ・越冬こあら・クリトン
292-10 秋空や園児の声の憚らず
292-11 葡萄唐草文様皿の上に葡萄 野浮 1 びーどろ
292-12 龍笛のかくやと宙に虫のこゑ びーどろ 1 クリトン
292-13 芒野の真中のヴァージンロードかな 樽金 3 中ちゃん・良犀・越冬こあら
292-14 秋暑しされど風ある散歩道 たんこ 4 良犀・野浮・早香・クリトン
292-15 子らの声稲穂を丸く膨らませ
292-16 秋刀魚焼くあの七輪は今いづこ
292-17 玉蜀黍刈られて剥がれ茹でられし 越冬こあら 1 たんこ
292-18 夕花野脚の短き犬放つ 樽金 3 びーどろ・早香・越冬こあら
292-19 一仕事終へ虫の音を聞き分ける 野浮 2 びーどろ・早香
292-20 路地奥に臼の祀られ風の秋 びーどろ 6 中ちゃん・良犀・キチロウ・樽金・早香・越冬こあら
292-21 孫曾孫玄孫並ぶや彼岸花 早香 2 樽金・クリトン
292-22 醜草を押しのけ我は彼岸花
292-23 秋暑し油膜に街の影浮かべ びーどろ 4 キチロウ・野浮・樽金・早香
292-24 ベランダに椅子出しにける良夜かな キチロウ 3 中ちゃん・野浮・越冬こあら
292-25 当直の夜長ラジオを友として 中ちゃん 3 キチロウ・たんこ・野浮
292-26 鳩吹とその他両手で出来ること 越冬こあら 2 良犀・びーどろ
292-27 幌開けて越ゆる稜線草の花
292-28 鈴虫の羽破るれば放ちけり 樽金 1 中ちゃん
292-29 流星を星の屑など云ふ勿れ
292-30 秋の蚊のいまだしぶとく我を刺す クリトン 1 たんこ

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