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第 293 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成16年10月3日
兼 題:「鰯」(いわし)、「夜長」(よなが)、「祀る」(まつる) ※「祀る」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
293-01 正座して月見団子を祀るかな 中ちゃん 1 蒼穹
293-02 長き夜隠し扉のある暮らし 越冬こあら 2 良犀・早香
293-03 祀られるもの動き出す九月尽 早香 3 良犀・越冬こあら・びーどろ
293-04 関帝を祀り中華街秋天 野浮 3 中ちゃん・蒼穹・樽金
293-05 白蛇を祀る社や木の実降る 蒼穹 2 中ちゃん・越冬こあら
293-06 夕餉終へメールを読みし夜長かな
293-07 口中に酸つぱい海を夜長かな びーどろ 1 早香
293-08 湯煮をした鰯をつまに酒を酌む
293-09 いらっしゃい鰯の刺身はいってます 中ちゃん 1 たんこ
293-10 返事するははの背丸く鰯焼く 蒼穹 1 越冬こあら
293-11 面妖なものが祀られ曼珠沙華 良犀 4 野浮・たんこ・樽金・びーどろ
293-12 赤提灯漁場も知らで鰯食ふ 樽金 1 中ちゃん
293-13 隣室でパソコン叩く夜長かな
293-14 祀られて箱より臨む秋深し 越冬こあら 3 良犀・早香・びーどろ
293-15 職退いて気の向くままに夜長の書 樽金 4 中ちゃん・蒼穹・野浮・たんこ
293-16 犯人の半ば判りて夜の長き 蒼穹 2 樽金・早香
293-17 集団で黄泉に旅立つ鰯かな 野浮 1 早香
293-18 またたきの夜長へ谷戸の沈みゆく
293-19 祀られし狐の金眼秋の雨 樽金 3 蒼穹・野浮・びーどろ
293-20 長き夜や夷狄といふ名のウイルス来 びーどろ 2 越冬こあら・樽金
293-21 赤蜻蛉鰯の群のやうにかな
293-22 今日はねと猫を相手の夜長かな 早香 2 野浮・たんこ
293-23 コスモスに祀られをりし地蔵様 たんこ 1 良犀
293-24 北より来し縄文人や鰯裂く びーどろ 3 中ちゃん・野浮・樽金
293-25 角皿に並ぶ鰯の言問い眼
293-26 焼酎とたたみ鰯と七輪と 早香 2 蒼穹・たんこ
293-27 出来事の校正をする夜長かな 野浮 3 良犀・越冬こあら・びーどろ

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