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第 295 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成16年10月31日
兼 題:「冬近し」、「四十雀」(しじふがら)、「帰」 ※「帰」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
295-01 帰り道続くしりとり四十雀 越冬こあら 2 中ちゃん・良犀
295-02 曳舟の帰る空荷や水の秋 良犀 4 キチロウ・樽金・早香・たんこ
295-03 あちこちに煙昇りて冬近し 早香 2 樽金・越冬こあら
295-04 古案山子担ぎ土手道帰りゆく 樽金 4 キチロウ・中ちゃん・野浮・びーどろ
295-05 それぞれの秋灯点り帰りけり びーどろ 1 良犀
295-06 四十雀実のある森に住まうかな 早香 1 未貴
295-07 縁下に積む植木鉢冬近し 樽金 4 早香・びーどろ・たんこ・越冬こあら
295-08 ベランダに寄り添い鳴くや四十雀 キチロウ 1 野浮
295-09 冬近し夜の硯の海青む 良犀 4 未貴・樽金・野浮・越冬こあら
295-10 冬近しわが影法師も細長き たんこ 1 早香
295-11 雨に濡れ校庭光る冬近し
295-12 餌台のこぼれ啄む四十雀 野浮 1 たんこ
295-13 ポスターのをんなの眼冬近し びーどろ 2 中ちゃん・樽金
295-14 あけぼのの雲は動かず冬近し 1 キチロウ
295-15 根菜の輪切りとりどり冬近し 未貴 4 野浮・早香・びーどろ・越冬こあら
295-16 コスモスを背景にして帰国子女 越冬こあら 2 未貴・びーどろ
295-17 おでん食ひ出湯の宿に帰りけり 中ちゃん 1 びーどろ
295-18 集金の帰り遅しや秋祭 キチロウ 2 中ちゃん・たんこ
295-19 芋掘って根っ子も持って帰ります
295-20 ネクタイを締めて明るき四十雀 良犀 1 キチロウ
295-21 四十雀温泉宿の庭にかな 中ちゃん 1 未貴
295-22 土曜日も児のゐる校庭四十雀
295-23 帰郷せし友に振舞ふ茸汁 野浮 2 中ちゃん・たんこ
295-24 車窓まぶし秋を加速の北帰行 未貴 2 良犀・樽金
295-25 四十雀来鳴きまた鳴き飛び去りぬ たんこ 1 野浮
295-26 鉄筆をカリカリカリと冬隣 野浮 3 未貴・良犀・早香
295-27 電線にずらりと並ぶ帰燕かな たんこ 1 越冬こあら
295-28 返り見る街に表情冬近し
295-29 方眼の四角と四角冬近し 越冬こあら 2 キチロウ・良犀
295-30 そちこちに薄き煙や冬近し

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