[QLD句会録棚]
第 297 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成16年11月28日
兼 題:「紅葉(もみぢ)散る」、「初霜」(はつしも)、「屋根」 ※「屋根」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
297-01 饅頭を提げて紅葉の散る里へ 野浮 1 早香
297-02 紅葉散る下をマラソン人が往く 中ちゃん 1 樽金
297-03 木枯を鋭角に切る屋根の群れ 越冬こあら 1 キチロウ
297-04 冬月を大きく屋根のないビル群
297-05 初霜や夫婦おのおの独り言 樽金 3 たんこ・キチロウ・早香
297-06 初霜や雑草の根が切れるほど
297-07 屋根塗装先ずは錆止め小春かな 野浮 4 たんこ・中ちゃん・越冬こあら・びーどろ
297-08 霜降りて揺らぐ空気の屋根瓦 早香 1 野浮
297-09 峡谷の曲る流れや散紅葉 キチロウ 2 たんこ・中ちゃん
297-10 休日は鎧戸の街散紅葉 越冬こあら 6 中ちゃん・未貴・野浮・樽金・早香・びーどろ
297-11 黄葉の中に小さな赤い屋根 たんこ 1 越冬こあら
297-12 屋根に雪乗せて漕ぎ出す漁船かな 中ちゃん 4 未貴・キチロウ・樽金・良犀
297-13 散紅葉フロントガラスにへばりつき
297-14 山峡の日暮の早し紅葉散る びーどろ 1 たんこ
297-15 朱を淡くして初霜の太鼓橋 早香 3 中ちゃん・樽金・良犀
297-16 初霜や一閑張りの渋のいろ びーどろ 3 未貴・早香・良犀
297-17 初霜や時代小説佳境なり
297-18 初霜や重機の並ぶ移転跡 キチロウ 3 野浮・越冬こあら・びーどろ
297-19 初霜や哀しいときを髪結つて 未貴 3 キチロウ・早香・良犀
297-20 花片もまじへて散りし紅葉かな
297-21 夕暮れのややに躊躇ふ散紅葉 未貴 1 野浮
297-22 初霜や垣も地面も動かざる 中ちゃん 1 野浮
297-23 紅葉散る峠越えゆく帰郷かな 樽金 1 キチロウ
297-24 屋根の上遥かに白し冬の濤 キチロウ 3 未貴・びーどろ・良犀
297-25 初霜や矢の催促の中休み
297-26 初霜や舌頭に置く銀の匙 良犀 3 樽金・越冬こあら・びーどろ
297-27 紅葉散る三々五々と鳥ら散る
297-28 冬の日矢発電屋根に耀けり
297-29 まなうらの寂光院や紅葉散る びーどろ 1 未貴
297-30 とりどりの屋根それぞれの木守柿 樽金 3 たんこ・中ちゃん・越冬こあら

[第296回]  [第298回]

[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]