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第 298 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成16年12月12日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
298-01 教室の窓に音符の吊し柿 樽金 3 たんこ・良犀・早香
298-02 むささびの闇を飛びけり吾は湯に びーどろ 3 中ちゃん・樽金・良犀
298-03 日の丸をかかげしフェリー霧を分け 中ちゃん 2 越冬こあら・びーどろ
298-04 山かげを指しつがひ鴨ひた進む 樽金 1 びーどろ
298-05 山茶花も陽当りの良き処から 早香 2 中ちゃん・たんこ
298-06 空っ風噂が噂呼ぶ噂
298-07 身もだえのままに涸びし落葉かな 良犀 1 越冬こあら
298-08 牡蠣殻の山の向かうや海低き びーどろ 3 中ちゃん・樽金・良犀
298-09 数へ日を流して行くや隅田川 良犀 1 びーどろ
298-10 榾火して鉱泉宿の酒徳利 びーどろ 3 樽金・たんこ・早香
298-11 ひび薬ぬりつつ叩くコンピュータ たんこ 1 越冬こあら
298-12 ディーゼルの臭ひ烏賊釣り漁船かな 中ちゃん 2 たんこ・越冬こあら
298-13 服に皺手に皺顔に十二月
298-14 掌に納まる鉢のシクラメン 早香 3 樽金・たんこ・良犀
298-15 風に舞ふくるくるかさかさ落ち葉かな
298-16 暮れ易しペンキぬりたて滑り台 越冬こあら 2 中ちゃん・樽金
298-17 どこまでも土蔵造りの雪の屋根 中ちゃん 2 越冬こあら・早香
298-18 紅白と赤と緑の師走かな 早香 2 良犀・びーどろ
298-19 水鳥の池をしりへに家五軒 樽金 2 早香・びーどろ
298-20 木守柿からすも食はずに飛び去りぬ
298-21 宇宙艇もどきの船の時雨るるか 良犀 2 中ちゃん・早香

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