[QLD句会録棚]
第 300 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成17年1月9日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
300-01 窓外は風の夜なり松の内 2 キチロウ・良犀
300-02 寒林の空に菱形犇めける
300-03 湯豆腐を囲みて懐古話かな
300-04 船の旅野分の波で終りけり
300-05 えこひいきしてはくれない雪積もる 早香 2 クリトン・びーどろ
300-06 海原へ慈悲としたたる初日の出
300-07 寒紅梅咲かせて空の深きかな 良犀 1 蒼穹
300-08 囲炉裏端がやがやわいわい酒を酌む
300-09 初晴れの廃校校舎や谷の村 3 キチロウ・たんこ・未貴
300-10 元旦も朝晩二回二錠ずつ 越冬こあら 5 中ちゃん・流・野浮・たんこ・早香
300-11 冬日燦島のパトカー小さかり 中ちゃん 1 びーどろ
300-12 初凪や岬を回り水尾残る
300-13 外出は握り拳で寒卵 早香 3 中ちゃん・良犀・越冬こあら
300-14 初富士へ右舷を見せて航つづく 未貴 2 キチロウ・びーどろ
300-15 二階から正月の屋根睥睨す 越冬こあら 3 中ちゃん・流・びーどろ
300-16 猫と吾とお互い様の行火かな 早香 1 たんこ
300-17 星見るに宇宙も寒にいりたるか 1 クリトン
300-18 野も山もみんなめでたきお元日
300-19 寒椿庭を真っ赤に染めて散る たんこ 2 キチロウ・越冬こあら
300-20 白布もてこけし拭きやる三日かな びーどろ 5 中ちゃん・蒼穹・野浮・未貴・越冬こあら
300-21 淑気満つ本田横丁千鳥足 越冬こあら 3 蒼穹・流・野浮
300-22 初茜えくぼに夢の色を染む 野浮 2 蒼穹・クリトン
300-23 元日やめでたきことの二つ三つ
300-24 だらだらと云ふ坂の名や初日の出 未貴 2 良犀・越冬こあら
300-25 ひびわれの壁しらじらとはつ昔
300-26 松過ぎの金精さまの揺らぐかな びーどろ 1 未貴
300-27 まつさらな頁よホットウヰスキー 蒼穹 4 野浮・良犀・早香・未貴
300-28 巌間より若水汲みて戻りけり キチロウ 1 蒼穹
300-29 寒林の幹それぞれに土に入る 良犀 2 クリトン・越冬こあら
300-30 金屏風たためばまさをなる海よ
300-31 七草やはらわたながき民のすゑ 蒼穹 5 中ちゃん・流・良犀・早香・クリトン
300-32 食べ過ぎて妻と散歩の三日かな クリトン 1 キチロウ
300-33 クモハてふ列車が雪の山陰へ 中ちゃん 4 野浮・たんこ・早香・びーどろ
300-34 枯枝に丸く弾むや寒雀 キチロウ 2 流・たんこ
300-35 水道の雫ポタつと寒に入る 野浮 2 早香・未貴
300-36 落ち葉掻き腰をのばして一休み

[第299回]  [第301回]

[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]