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第 307 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成17年4月17日
兼 題:「ねぢあやめ」、「鳥交る」(とりさかる)、「矢」 ※「矢」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
307-01 流鏑馬の矢立干したり目借り時 甘納豆 1
307-02 朝寝せりいかに矢尻の降ろうとも
307-03 ねぢあやめねぢれ情事の怠け癖 未貴 2 良犀・クリトン
307-04 特高の線を避けつつ鳥交る
307-05 目覚むとき忘れきしもの鳥交る 蒼穹 2 甘納豆・こひつじ
307-06 ねぢあやめくるりとまはりあおいそら
307-07 葉に沿って雨粒宙へねぢあやめ 早香 1 中ちゃん
307-08 身をよじりては訴へるねぢあやめ
307-09 狙むもの何も無き空鳥交る 3 キチロウ・こひつじ・野浮
307-10 矢継ぎ早に出ずる言の葉揚雲雀 早香 2 甘納豆・野浮
307-11 ねぢあやめ仏足石に線あまた びーどろ 2 蒼穹・越冬こあら
307-12 ことごとく日矢のさされるきんぽうげ 蒼穹 2 良犀・びーどろ
307-13 なかなかに進まぬ軍議鳥交る 甘納豆 2 キチロウ・良犀
307-14 古刹指す矢印春の森の中 中ちゃん 2 キチロウ・越冬こあら
307-15 鳥交る谷戸に視線の在りにけり びーどろ 1 早香
307-16 矢車の高き光陰セスナ過ぐ 未貴 2 中ちゃん・屯
307-17 客と酌む庭には鳥が交りをり
307-18 陳列の器しろがね鳥交る 未貴 3 中ちゃん・越冬こあら・びーどろ
307-19 前髪の矢を放ちたり若緑 キチロウ 4 甘納豆・早香・屯・クリトン
307-20 春疾風矢のぐるりんと風見鶏 野浮 4 蒼穹・甘納豆・こひつじ・未貴
307-21 濡れたまま傘折り畳むねじあやめ 甘納豆 4 蒼穹・キチロウ・早香・越冬こあら
307-22 帰心矢の如しわが家の春燈 野浮 2 早香・中ちゃん
307-23 春疾風滅多矢鱈と恋が飛ぶ 越冬こあら 2 良犀・びーどろ
307-24 止まる距離遠く近くと鳥の恋 早香 4 こひつじ・良犀・びーどろ・クリトン
307-25 淹れ立てのコーヒーカップ鳥の恋
307-26 鳥交る声の落ち来し昼休み キチロウ 1 早香
307-27 けふひと日過ごす窓ありねじあやめ 3 キチロウ・こひつじ・野浮
307-28 ねぢあやめ活けて友待つ八畳間
307-29 山門の磴は急なりねぢあやめ キチロウ 1
307-30 ヤマネコの三角耳や鳥交る びーどろ 1 未貴
307-31 養花天罅より日矢の放たるる 良犀 2 蒼穹・未貴
307-32 狛犬のはなはだ猪首鳥交る 良犀 2 野浮・越冬こあら
307-33 騎馬民族を覚えてゐるかねぢあやめ 野浮 1 未貴
307-34 新緑や矢射る乙女の胸美(うま)し 1 クリトン
307-35 ねぢあやめ咲く胡同(ふうとん)を三輪車 越冬こあら 3 蒼穹・屯・びーどろ
307-36 鳥交る朝迎へしも鬱の闇
307-37 間投詞多きガイドやねぢあやめ 良犀 3 甘納豆・未貴・中ちゃん
307-38 鳥交る空・雲・風のシチュエーション
307-39 ねぢれればねぢれたままにねぢあやめ こひつじ 2 野浮・クリトン

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