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第 312 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成17年6月26日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
312-01 虹立つや今日と明日の境界線 野浮 1 こひつじ
312-02 炎帝に肉屋の妻の乳房かな びーどろ 4 中ちゃん・蒼穹・野浮・クリトン
312-03 通し鴨餌与えるなの札ありて
312-04 登り行けば四十八滝滝続く
312-05 このあたり明治の家並吊忍 2 中ちゃん・流
312-06 梅雨寒の惑星暮らし半世紀 越冬こあら 2 早香・びーどろ
312-07 緑陰や化石埋もるるビルの壁 Yumi 2 早香・屯
312-08 空梅雨に苗が泣いてる困ってる たんこ 1 こひつじ
312-09 蛇の衣の草の長短縫ふごとく Yumi 3 蒼穹・野浮・こひつじ
312-10 沙羅の花学長像の肩まろし 甘納豆 5 中ちゃん・蒼穹・こひつじ・越冬こあら・Yumi
312-11 六月の路地の奥なる大欅 未貴 3 流・越冬こあら・びーどろ
312-12 長々と夜店の続く旧街道 甘納豆 1 たんこ
312-13 迷い蛾に迷いいや増す夜更けかな
312-14 流水に逆らってゐる水すまし 中ちゃん 2 たんこ・クリトン
312-15 老鶯や技巧を凝らす谷渡り
312-16 青梅雨や蛙曳かれし匂ひして
312-17 マンションに風鈴さげし一区画
312-18 短夜の酒の肴は漬物で 野浮 1 たんこ
312-19 岩国や蛇のごとくに橋わたり
312-20 崩せないポーカーフェイス木下闇 未貴 1 野浮
312-21 三叉路の一つは海へ青嵐 7 蒼穹・未貴・野浮・流・早香・越冬こあら・Yumi
312-22 蟇鳴く夜叱られた子の入る風呂 越冬こあら 3 甘納豆・屯・クリトン
312-23 邦雄逝く旧き活字の売られたり 甘納豆 1 びーどろ
312-24 六月や濡れて家路の夜の蝶 1 びーどろ
312-25 絢爛と我見よと咲く七変化
312-26 てのひらのごとく雫を四葩の葉 こひつじ 3 中ちゃん・未貴・たんこ
312-27 忌の家や芍薬白き花つけて Yumi 4 蒼穹・未貴・越冬こあら・屯
312-28 水論に仲裁役の声涸るる 蒼穹 1
312-29 夏安吾目次あとがき裏表紙 越冬こあら 3 こひつじ・甘納豆・早香
312-30 たも網とバケツぶら下ぐ青田風 蒼穹 1 中ちゃん
312-31 十薬を鉢植えにして愛でるかな 早香 1 たんこ
312-32 蟻の道続くを追へば堂に入る クリトン 2 野浮・Yumi
312-33 キューピッドの矢の飛び交いて夏至の夜 野浮 1 甘納豆
312-34 子に留守番させて日傘を差しにけり こひつじ 4 流・甘納豆・屯・クリトン
312-35 北の夏笑ひ声より冷めゆけり びーどろ 1 Yumi
312-36 白壁をうつとり抱く蛾の我執 未貴 1 早香
312-37 羽根割ってかなぶん雨の中に赴(た)つ 中ちゃん 2 甘納豆・クリトン
312-38 一途なる土への想い七変化 早香 1 未貴
312-39 青蘆や飛行機雲の高き午後 3 未貴・越冬こあら・屯
312-40 つと立たれ首振るやうに扇風機
312-41 閑古鳥鳴き始めれば雨上がる
312-42 木漏れ日を掴む十薬母がおり 2 Yumi・びーどろ

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