[QLD句会録棚]
第 317 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成17年9月11日
兼 題:「水澄む」、「芋虫」、「己」 ※「己」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
317-01 芋虫は空舞う夢に這い進む 1 クリトン
317-02 糞落つも芋虫隠れ見当たらず
317-03 水澄むやレッサーパンダの起ち姿
317-04 水澄んで人間くさき河口かな びーどろ 1
317-05 ひと声は己惚れ鴉葛の風
317-06 芋虫や飛行機雲のぐんと伸び 未貴 1 びーどろ
317-07 窯址の細道の先水澄めり 甘納豆 2 中ちゃん・野浮
317-08 澄む水に紺をうつつに蔵の影 1 びーどろ
317-09 水澄むや息抜きに聞くカンツォーネ 野浮 1 こひつじ
317-10 正体は蛇身と聞けり水澄めり びーどろ 4 甘納豆・早香・野浮・Yumi
317-11 己といふ字大書してあり文化祭
317-12 水澄むや数字パズルを解く二人
317-13 己が身に三日月刺さる恋の涯
317-14 水澄みて空の高さを映しをり クリトン 3 中ちゃん・こひつじ・屯
317-15 水澄みて一村山に囲まれし 中ちゃん 7 甘納豆・早香・越冬こあら・こひつじ・屯・未貴・クリトン
317-16 己とは何者なるや星月夜 野浮 3 早香・クリトン・Yumi
317-17 水澄むや明日は東へ旅支度 Yumi 3 中ちゃん・早香・びーどろ
317-18 水澄むやヒトを避けたる虫集ひ こひつじ 1 未貴
317-19 己が先黒き巳逃げる秋の暮
317-20 芋虫のいつの間にやら墓の上 甘納豆 2 越冬こあら・びーどろ
317-21 自己といふ厄介なもの穴まどひ こひつじ 2 越冬こあら・野浮
317-22 芋虫の胎児のごとく丸まりぬ こひつじ 2 野浮・クリトン
317-23 芋虫と真丸くなる己かな 早香 1 未貴
317-24 芋虫の葉末に体伸ばしけり 中ちゃん 1 Yumi
317-25 蛹へとなるや芋虫茎に添ひ
317-26 芋虫のけふは遠出や浅間山 びーどろ 3 甘納豆・こひつじ・屯
317-27 アイポッド着けて己が秋となる
317-28 芋虫やカフカてふ名の小説家 野浮 3 越冬こあら・屯・未貴
317-29 蜻蛉舞うようにくるりん己が道 早香 1 越冬こあら
317-30 水澄むと表に出る裏の顔 早香 1 びーどろ
317-31 己とは誰かと思ふ秋の暮
317-32 己が影離さず生きて秋気かな 6 中ちゃん・甘納豆・早香・こひつじ・未貴・Yumi
317-33 修羅の宴まずは芋虫敷き詰めて 越冬こあら 5 中ちゃん・甘納豆・野浮・クリトン・Yumi

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