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第 318 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成17年9月25日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
318-01 玄関に犬の客来る菊日和 蒼穹 2 越冬こあら・こひつじ
318-02 廃坑の煙突崩れ蔦かずら Yumi 1 勝坊
318-03 はいいいえ続かぬ会話秋扇 早香 2 こひつじ・屯
318-04 鰯雲退場門でばらけたる びーどろ 5 甘納豆・野浮・未貴・こひつじ・Yumi
318-05 群れ立ちてそして点々彼岸花 こひつじ 2 未貴・びーどろ
318-06 秋暑し能面蔵す神社とか
318-07 芒原風は光となりにけり 1 蒼穹
318-08 霧の海底に眠れる秋吉台
318-09 植え時を外せし種を摘み菜にし クリトン 1 中ちゃん
318-10 秋分の日に大声で返事する 越冬こあら 1 甘納豆
318-11 秋深し雨戸締め切る食品店 中ちゃん 4 野浮・越冬こあら・屯・クリトン
318-12 檀那寺の犬舎からつぽ秋彼岸 びーどろ 2 中ちゃん・クリトン
318-13 乙女らは見目麗しく天高く
318-14 秋彼岸家の奥まで猫覗き 未貴 4 甘納豆・早香・蒼穹・Yumi
318-15 彼岸花頓着なしに刈りとばし クリトン 4 中ちゃん・甘納豆・未貴・屯
318-16 返りつつ読む白文や残る虫 蒼穹 1 早香
318-17 秋霖やスパムメールがまた届く 野浮 1 越冬こあら
318-18 たなごころほどのタルトで月見かな 甘納豆 1 びーどろ
318-19 嗚咽などちちろと同じ闇のなか 未貴 1 野浮
318-20 風通る村一面の刈田かな 5 勝坊・早香・野浮・蒼穹・クリトン
318-21 蜉蝣や戦争止まぬ新世紀 越冬こあら 1 Yumi
318-22 星月夜声なき声に耳澄ます 勝坊 1 クリトン
318-23 稲刈りの母ちゃんの声響く朝
318-24 龍淵に潜む湖面は平らなる 野浮 1 蒼穹
318-25 秋の日を煌めかせてや人力車 甘納豆 4 中ちゃん・未貴・Yumi・屯
318-26 虫の聲主演者昼夜入れ替わり クリトン 1 早香
318-27 曼珠沙華母が視つめる父の影 未貴 1 勝坊
318-28 女郎花橋の下より昏れにけり びーどろ 4 蒼穹・こひつじ・屯・クリトン
318-29 波が砕く雲の鈍色龍淵に
318-30 珈琲店永遠ならず法師蝉 甘納豆 3 中ちゃん・越冬こあら・Yumi
318-31 秋蝉のけふをかぎりとなきにけり 野浮 1 勝坊
318-32 もう泣かぬ母と子であり彼岸花 勝坊 2 甘納豆・びーどろ
318-33 秋に入る解けぬ関数悩む間に Yumi 1 野浮
318-34 秋澄みぬ古りし墓標の露西亜文字 1 勝坊
318-35 宵月やコンビニまでのプチ家出
318-36 赤とんぼ揚力視力独立心 越冬こあら 3 早香・こひつじ・びーどろ
318-37 虫鳴いて鳴きやみて雨降つてきし 中ちゃん 1 びーどろ
318-38 あきざくら時代の風に吹かれけり こひつじ 2 未貴・越冬こあら
318-39 秋扇子藍色少し色あせて

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