[QLD句会録棚]
第 326 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成18年1月22日
兼 題:「寒釣」(かんづり)、「スケート」、「坪」 ※「坪」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
326-01 寒釣りのいくらたつても待ちぼうけ
326-02 坪庭の柄杓に雪の積みはじむ 甘納豆 7 こひつじ・早香・野浮・勝坊・蒼穹・Yumi・びーどろ
326-03 手を繋ぐスケート彼はぎこちなく Yumi 1 勝坊
326-04 相寄りしスケート靴のまた転ぶ 蒼穹 1 びーどろ
326-05 スケートの壁を伝うて終はりけり 紫土 5 こひつじ・中ちゃん・野浮・翠玉・びーどろ
326-06 坪千万円の銀座に雪が降る
326-07 寒釣や竿低くして動かざる 紫土 4 早香・甘納豆・蒼穹・越冬こあら
326-08 手繋ぎのスケート幾年ぶりのこと 早香 1 中ちゃん
326-09 スケートの氷削ぐ音耳の底 甘納豆 3 早香・Yumi・越冬こあら
326-10 スケートの心焦れど脚立たず 勝坊 1 紫土
326-11 寒釣の皆同じ影落としをり Yumi 4 中ちゃん・野浮・蒼穹・紫土
326-12 寒釣の釣果気になる車窓越し
326-13 スケート場巧と比例する孤独 越冬こあら 2 甘納豆・野浮
326-14 坪庭の雪に小さき脚の跡 紫土 2 蒼穹・Yumi
326-15 寒釣のおこぜ貌なるおこぜ釣る びーどろ 3 こひつじ・翠玉・紫土
326-16 スケート靴を脱げば宙に浮く心地 こひつじ 1 勝坊
326-17 坪名入り生産者名一文字 早香 2 こひつじ・びーどろ
326-18 寒釣や魚見えゐて動かざる 中ちゃん 1 紫土
326-19 日あまねしスケート靴の草噛んで
326-20 寒釣りの伴とする酒決めかぬる 甘納豆 1 越冬こあら
326-21 寒釣のぶつきらばうや観覧車 びーどろ 1 越冬こあら
326-22 スケートに誘ったわけは聞かないで 翠玉 2 こひつじ・中ちゃん
326-23 寒釣の舟のしづかな刻過ぎる 蒼穹 1 勝坊
326-24 寒燈や寝て半坪の熱の中 Yumi 1 早香
326-25 問掛も応えも目のみ寒釣は
326-26 坪庭の冬芽いとほし籠る身は 勝坊 4 甘納豆・翠玉・蒼穹・紫土
326-27 着ぶくれて坪内稔典句なら河馬 野浮 5 甘納豆・中ちゃん・Yumi・越冬こあら・びーどろ
326-28 寒釣や潮待つ孤影動かざる
326-29 アイスホッケー観戦手にはカップ酒
326-30 スケートに真央ちゃんくるりくるりかな
326-31 寒釣や竿置いて飲むウイスキー
326-32 坪あたり値なんぞつかぬ山眠る 蒼穹 3 野浮・翠玉・Yumi
326-33 霜柱一坪3.3平米 越冬こあら 2 甘納豆・翠玉
326-34 慎重に寒釣場所を定めけり
326-35 初商一坪の店繁盛す 翠玉 1 早香
326-36 寒釣の人の完全武装かな 野浮 1 勝坊

[第325回]  [第327回]

[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]