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第 327 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成18年2月5日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
327-01 其々の福わからずの鬼やらい 早香 1 びーどろ
327-02 銀輪のしづかに光る追儺の灯
327-03 師の坐して句座の定まる初障子 勝坊 5 童子・Yumi・こひつじ・越冬こあら・屯
327-04 パン屑をねだつて鳴くや寒雀
327-05 忽然と想い固まり春来る
327-06 街灯の及ぶところを細雪 3 野浮・早香・Yumi
327-07 大寒の窓潔く開ける人 早香 2 童子・越冬こあら
327-08 寒月に映ゆる白磁の青さかな 勝坊 4 童子・紫土・越冬こあら・屯
327-09 花くるる退院患者春立ちぬ
327-10 凍滝のキリスト抱くマリア像
327-11 春節や色とりどりの紐垂れて 紫土 3 野浮・蒼穹・未貴
327-12 勝負せし日の寒紅を選びけり こひつじ 3 中ちゃん・野浮・勝坊
327-13 みぃちゃんのよちよち歩き春を待つ
327-14 二ン月の森へチルチルミチルかな
327-15 初孫の寝息聴こへし春隣
327-16 一人旅冷たき夜具の花絵柄
327-17 次に逢ふ約束をして卒業す こひつじ 4 中ちゃん・野浮・翠玉・屯
327-18 八幡宮詣づ目当ては冬牡丹 翠玉 3 中ちゃん・紫土・Yumi
327-19 春菊の残る土鍋の冷めてきし 中ちゃん 3 勝坊・屯・びーどろ
327-20 春立ちぬ香港ハワイおふらんす 越冬こあら 1 Yumi
327-21 黒猫のまなかひを過ぎ落椿 びーどろ 2 早香・未貴
327-22 大寒や空灰汁色に埋もれけり Yumi 3 勝坊・早香・童子
327-23 白魚のひかりとなりて掬はれし 蒼穹 2 勝坊・紫土
327-24 試写会の当選通知春隣 翠玉 1 越冬こあら
327-25 合併の美里の町や春隣
327-26 亡母の記念切手や春隣
327-27 春限定ドーナツの穴のぞきをり びーどろ 3 翠玉・こひつじ・未貴
327-28 嘔吐して海鼠になつたかと思ふ 紫土 3 蒼穹・こひつじ・越冬こあら
327-29 立春の街パトカーの白と黒 越冬こあら 2 未貴・びーどろ
327-30 寒明けや釣銭受くる掌
327-31 爆竹の煙たなびく旧正月
327-32 座席券買ふ行列や春浅し 中ちゃん 1 紫土
327-33 待つことも治療と説かれ春隣 蒼穹 3 早香・Yumi・こひつじ
327-34 樹氷林無限てふ空美しき 2 蒼穹・翠玉
327-35 雪晒し冷ゆれど赤は辛き色
327-36 積もる雪撥ねて孟宗立ち直る 勝坊 5 中ちゃん・野浮・翠玉・屯・未貴
327-37 受験子の電車乗りしを見届けぬ こひつじ 2 中ちゃん・紫土
327-38 狐の尾その先にある真暗闇 Yumi 2 蒼穹・びーどろ
327-39 少しづつ力の溜まる日向ぼこ 未貴 3 蒼穹・童子・こひつじ
327-40 薄氷をふんで音せり夜の靴 びーどろ 1 勝坊
327-41 探梅や深層心理ほころびて 野浮 2 早香・びーどろ
327-42 厄介な齢の二の腕鬼やらひ 未貴 1 翠玉

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