[QLD句会録棚]
第 341 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成18年8月20日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
341-01 パパと呼ぶ声す湖畔のバーベキュー 中ちゃん 1 こひつじ
341-02 蝉の声遠く貸家を探す人 甘納豆 1 越冬こあら
341-03 盆の月門に人の輪話の輪 早香 2 こひつじ・Yumi
341-04 妻組みし花を手に持ち墓参り クリトン 1 こひつじ
341-05 鬼灯の朱のときめきを透かし見る 1 野浮
341-06 秋の夜犬には犬の腹具合 越冬こあら 2 甘納豆・早香
341-07 打ち水や父の帰へらぬ予感して 紫土 1 越冬こあら
341-08 生りそめてルビのやうなる一位の実
341-09 陽盛りや地蔵の影の黒きこと 千里 3 勝坊・越冬こあら・Yumi
341-10 七難の一難こぼれ藪からし 未貴 2 野浮・翠玉
341-11 新涼やタオルで作る台布巾 こひつじ 2 甘納豆・紫土
341-12 星月夜電報三度読み直し 千里 1 翠玉
341-13 蚊を払ふ大正浪漫風美人 野浮 2 中ちゃん・翠玉
341-14 開港の道行く夕べ鯔の飛ぶ
341-15 決心も地球も蕩けゆく残暑 越冬こあら 3 早香・未貴・Yumi
341-16 指先で叩きつ選ぶ西瓜かな
341-17 前向きにやや上向きに芙蓉咲く
341-18 蝶死して一片の白秋の風 5 中ちゃん・野浮・こひつじ・紫土・Yumi
341-19 シーバスの舫解かれて処暑の風 翠玉 1 未貴
341-20 暑かろとふんだんに水墓洗う クリトン 4 甘納豆・中ちゃん・屯・翠玉
341-21 稜線の真昼くつきり秋燕 未貴 3 野浮・千里・屯
341-22 台風の風に彼方の友想ふ
341-23 言い訳を考えながら秋扇 翠玉 4 勝坊・屯・クリトン・越冬こあら
341-24 法師蝉それほど焦るほどでなし
341-25 冷房や業務日誌はそれなりに
341-26 催眠術の呪文のごとく蝉時雨 こひつじ 1 未貴
341-27 ポストには残暑見舞の一つきり 早香 2 千里・越冬こあら
341-28 若冲の絵は仏画なり終戦日 甘納豆 1 野浮
341-29 ありったけ西瓜叩いて迷ひをり 勝坊 2 クリトン・紫土
341-30 緑陰にゐて湖の沖けぶる 中ちゃん 3 甘納豆・勝坊・未貴
341-31 朝もやのひいて吊り橋現るる 中ちゃん 2 早香・勝坊
341-32 炎昼の流れ出しさうアスファルト
341-33 仲直りする子しない子赤のまま
341-34 羅や見へぬ背中を指差され
341-35 君去りて白さが沁みる雲の峰 千里 1 クリトン
341-36 新走杯二つ買うてくる Yumi 2 クリトン・紫土
341-37 乗り継ぎし頂上駅の夏炉燃ゆ
341-38 湯どころの青嶺下り来る湯樋かな
341-39 一墨の色紙の占むる夏座敷 4 中ちゃん・早香・千里・翠玉
341-40 年毎にその輪小さく盆踊り Yumi 7 甘納豆・中ちゃん・早香・千里・屯・クリトン・こひつじ
341-41 横長の雲の流れて秋に入る 早香 6 千里・勝坊・未貴・屯・紫土・Yumi
341-42 盆休み無く放哉山頭火

[第340回]  [第342回]

[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]