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第 345 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成18年10月15日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
345-01 ふうせんかづら子離れはむづかしき 蒼穹 2 野浮・びーどろ
345-02 秋高し畑仕事を愉しめり
345-03 新米の産地表記に里心 翠玉 4 早香・勝坊・越冬こあら・こひつじ
345-04 ベランダに団栗一つ見つけたり 早香 1 クリトン
345-05 途中より綱引となる蔓たぐり 蒼穹 6 早香・甘納豆・長月・翠玉・こひつじ・Yumi
345-06 山紅葉きらと輝く君の顔
345-07 芋煮会親子揃つて人見知り 翠玉 5 野浮・蒼穹・びーどろ・紫土・Yumi
345-08 天高し目薬させば開く口 勝坊 4 中ちゃん・翠玉・こひつじ・Yumi
345-09 しんがりの小さき歩幅野菊径 勝坊 1 中ちゃん
345-10 椅子の土落として終はる運動会 翠玉 4 甘納豆・蒼穹・こひつじ・紫土
345-11 従兄弟来る器量の悪き柚子提げて 紫土 3 未貴・越冬こあら・こひつじ
345-12 水澄むや逃れる場所の無きほどに 野浮 1 勝坊
345-13 笛鳴つて一瞬静か運動会 中ちゃん 4 越冬こあら・紫土・Yumi・クリトン
345-14 秋深し回覧板を置いたまま 越冬こあら 1 びーどろ
345-15 山裾をメロスの走る紅葉かな
345-16 秋の水こうもり傘の傾ぎ漬き
345-17 遊び方知らず数珠玉取りにけり こひつじ 3 中ちゃん・紫土・クリトン
345-18 水の無き土地の白さや十六夜
345-19 その後は宿題にして秋高し
345-20 雨の月メールで知らす手術の日
345-21 累々と重なる木々や野分跡 Yumi 2 未貴・長月
345-22 みな同じ向きにて鰯売られけり 紫土 4 勝坊・野浮・長月・びーどろ
345-23 宵闇や言葉足らずのわれなりき
345-24 橋渡るSL列車鰯雲
345-25 石たたき川には川の決まり事 Yumi 1 中ちゃん
345-26 駐車場公園団地金木犀
345-27 秋の日の畳の上の白茶碗 甘納豆 5 早香・未貴・蒼穹・紫土・Yumi
345-28 敗荷(やれはす)を知らず弁当開く子ら 中ちゃん 1 クリトン
345-29 追ひ掛けてバッタの跳びを読み切れず
345-30 飛蝗跳ね野路に薄らぐ日のぬくみ 未貴 3 甘納豆・野浮・蒼穹
345-31 露草の咲きし古道の小祠かな クリトン 1 勝坊
345-32 高麗犬にふぐりのありて秋うらゝ 勝坊 3 野浮・長月・翠玉
345-33 坂の上の屋敷を覆う蔦紅葉 早香 1 クリトン
345-34 新蕎麦を羽織着たまま遣っ付ける 越冬こあら 3 早香・甘納豆・翠玉
345-35 星月夜アンドロメダの物語
345-36 隧道を抜ければ萩の群るる谷 甘納豆 1 勝坊
345-37 遠山に到る道筋稲穂垂れ クリトン 2 未貴・長月
345-38 モノクロの男女の過ぎし草紅葉 びーどろ 3 未貴・甘納豆・蒼穹
345-39 眼光のわれを捉へし枯蟷螂
345-40 二丁目の高木さんちの吊し柿 こひつじ 1 びーどろ
345-41 薄もみぢ石狐黒ずみゐたりけり
345-42 稲の田の真中単線電車来る
345-43 掘出しの皿を湯に浸け夜長かな 甘納豆 4 早香・中ちゃん・越冬こあら・翠玉
345-44 この国に生れて茗荷の子沢山 蒼穹 1 越冬こあら
345-45 秋風や胆管結石摘出す

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