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第 348 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成18年11月26日
兼 題:「冬めく」、「勤労感謝の日」、「背」 ※「背」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
348-01 仕事が好きだつた勤労感謝の日 野浮 1 こひつじ
348-02 尻や背ナばかり向けられ落葉焚 蒼穹 1 中ちゃん
348-03 自転車のパンクす勤労感謝の日
348-04 怪獣の背のファスナーや七五三 紫土 2 中ちゃん・こひつじ
348-05 自分にも褒美勤労感謝の日 Yumi 2 長月・紫土
348-06 凩を背中に受ける植木職 野浮 3 早香・Yumi・屯
348-07 冬めくや厚きカーテン深き襞
348-08 妻の背のいよいよ丸く冬に入る 長月 3 野浮・勝坊・こひつじ
348-09 冬めきて少し狭まる歩幅かな 早香 4 勝坊・紫土・越冬こあら・Yumi
348-10 冬めくや胎児のやうに寝てるらし
348-11 冬めくや洗濯物のなま乾き 中ちゃん 1 蒼穹
348-12 田仕事を終えて勤労感謝の日 長月 2 蒼穹・屯
348-13 歯車を磨く勤労感謝の日 紫土 8 野浮・甘納豆・未貴・蒼穹・長月・Yumi・翠玉・こひつじ
348-14 喪の旅の冬めく街に降り立ちぬ Yumi 4 中ちゃん・甘納豆・越冬こあら・びーどろ
348-15 午後からは雨か勤労感謝の日 越冬こあら 1 紫土
348-16 せはしなき出番勤労感謝の日
348-17 背徳といふべきほどの紅葉散る 甘納豆 4 野浮・早香・紫土・びーどろ
348-18 寒凪や背筋を伸ばす独裁者 越冬こあら 1 びーどろ
348-19 謎めきてかごめかごめの背後冴ゆ 未貴 1 翠玉
348-20 背開きのほつけのひらき燗の酒 Yumi 2 勝坊・長月
348-21 冬めくや芥(アクタ)片寄る船溜まり 3 甘納豆・Yumi・びーどろ
348-22 冬めくやエアークリーナー稼働中
348-23 予備校の守衛勤労感謝の日 甘納豆 3 中ちゃん・未貴・長月
348-24 一葉忌といふ勤労感謝の日
348-25 まん丸のどこから背中炬燵猫 翠玉 1 越冬こあら
348-26 鋳鉄の門扉カタカタ冬めくか
348-27 背なの子と富士の初冠雪仰ぐ 中ちゃん 1 越冬こあら
348-28 冬めきぬ犬のお伴の散歩道
348-29 ありがとう言えた勤労感謝の日 早香 2 野浮・長月
348-30 背伸びせずありのままなる日記果つ
348-31 クレーマーばかり勤労感謝の日
348-32 天眼鏡あがなひ勤労感謝の日 未貴 4 勝坊・蒼穹・Yumi・屯
348-33 冬めくや外階段に紫煙立ち 越冬こあら 5 中ちゃん・早香・未貴・蒼穹・屯
348-34 山茶花の咲きつぐ日和背伸びして
348-35 冬めくや野に乾きたる音響き こひつじ 1 早香
348-36 冬めくや体育館の昼下がり
348-37 革靴の踵辺りも冬めける 翠玉 2 甘納豆・越冬こあら
348-38 光背の孤独の影や冬灯 びーどろ 4 野浮・勝坊・翠玉・屯
348-39 冬めくや東京湾景裏あたり
348-40 小春日に求める本は背白版
348-41 きりぎしに層の冬めく雨きたる
348-42 玉子かけご飯勤労感謝の日 中ちゃん 5 甘納豆・紫土・翠玉・こひつじ・びーどろ
348-43 猟夫の背おほきに鉄の匂ひけり びーどろ 2 未貴・翠玉
348-44 黄落はビルを背にして散り止まず
348-45 工場の音消え勤労感謝の日 2 早香・未貴

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