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第 360 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成19年5月13日
兼 題:「茄子植う」(なすうう)、「夏霞」、「青」 ※「青」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
360-01 夕立の上がりて雲間ま青なる
360-02 歯並びを褒める人ゐて茄子植うる 亜紀 2 早香・越冬こあら
360-03 茄子を植え腰を伸ばしし吾老いぬ
360-04 影長く背に担ひつつ茄子植うる Yumi 1
360-05 夏めくや青き発光ダイオード 越冬こあら 1 びーどろ
360-06 茄子植えて俄農家の血の騒ぐ こひつじ 1 中ちゃん
360-07 夏霞くぐりまた入るつづら折り 勝坊 3 早香・Yumi・紫土
360-08 茄子植えるみやこ暮らしはまぼろしよ
360-09 街はまだ動くものなし夏霞 樽金 7 甘納豆・中ちゃん・越冬こあら・亜紀・こひつじ・屯・クリトン
360-10 青臭き胡瓜を揉めば萎みけり
360-11 茄子植うや心の棘は抜けませぬ 紫土 1 びーどろ
360-12 振りむいて青嶺の裾や佐久平
360-13 急坂をバス登りゆく夏霞 未貴 5 野浮・樽金・流・こひつじ・屯
360-14 みちのくの青き森ゆくラムネ玉 亜紀 3 甘納豆・こひつじ・未貴
360-15 海の家青き幟を立て開けり Yumi 2 樽金・びーどろ
360-16 茄子植うる検査結果を待ちながら
360-17 茄子植うや苗の根元は茄子の色 中ちゃん 2 甘納豆・早香
360-18 ひやざけと青菜の浸し焼き干物
360-19 空の紺尻とんがりの茄子植う
360-20 青シャツの女と旅す初夏の千葉 1 越冬こあら
360-21 一年生青信号に右手上げ クリトン 1 勝坊
360-22 青簾下げて濁世と隔ちけり 勝坊 4 樽金・亜紀・Yumi・紫土
360-23 青梅の産毛立ちけり水の中 9 甘納豆・中ちゃん・早香・勝坊・野浮・樽金・こひつじ・未貴・Yumi
360-24 夏霞浅見光彦読み終えて
360-25 なにとなく人疎ましき日茄子植うる
360-26 船が消え島が消えつつ夏霞 びーどろ 2 甘納豆・中ちゃん
360-27 夏霞山膨らみて村を抱く 2 亜紀・紫土
360-28 夏霞あつといふまに消へにけり
360-29 疑問符の飛び交う会話夏霞
360-30 茄子植うや媼と猫の眠むた声
360-31 茄子植ゑる路地脇に置くプランター 野浮 2 流・クリトン
360-32 一振りの太刀ぶら提げて夏霞
360-33 茄子植えて毎日通う借り農園 早香 1 未貴
360-34 茄子植うやおとぎ話のような恋
360-35 早馬の駆け去る宿場夏霞 甘納豆 1 樽金
360-36 洗ひ晒しのブルージーンズ五月かな 野浮 1
360-37 島々を影絵となせる夏霞 中ちゃん 1 勝坊
360-38 貴婦人といふ愛称や夏霞 野浮 2 未貴・クリトン
360-39 放たれし馬スキップす夏霞 こひつじ 3 野浮・流・クリトン
360-40 牛点々牧場の青葉風の中 樽金 6 早香・勝坊・流・Yumi・屯・紫土
360-41 代田へと空青々と被さりぬ 紫土 1 野浮
360-42 茄子五本植うる新居の庭の端 樽金 3 亜紀・未貴・びーどろ
360-43 青時雨鯉口切りて身構える 甘納豆 1 越冬こあら
360-44 茄子植うやむかし絣のもんぺなど 未貴 1 野浮
360-45 夏霞水墨で描く山の肌 Yumi 2 越冬こあら・クリトン
360-46 一列の並木五月の青き陣
360-47 夏霞眼下はるかに駅見えて 4 勝坊・Yumi・屯・紫土
360-48 銀婚の二人の宿や夏霞 クリトン 4 中ちゃん・亜紀・こひつじ・びーどろ

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