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第 364 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成19年7月8日
兼 題:「金亀子」(こがねむし)、「青鬼灯」(あをほほづき)、「髭」 ※「髭」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
364-01 髭を剃る鏡の貴様羽抜鶏 勝坊 1 Yumi
364-02 ひそやかに形整ふ青鬼灯 勝坊 1 Yumi
364-03 なまづ釣り髭に触つて泥もらふ 中ちゃん 2 紫土・クリトン
364-04 朝市や鬼灯知らぬ人の居て
364-05 曇天やひとり遊びの金亀子 1 長月
364-06 金亀子窓に当たれば失神し クリトン 1 勝坊
364-07 一年忌近づく庭に青鬼灯 3 未貴・びーどろ・亜紀
364-08 かなぶんぶ飛び込みて知る夜の底
364-09 ぶんぶんのごはんはなあに砂糖水
364-10 展翅板のピンの直立金亀子 びーどろ 1 Yumi
364-11 青鬼灯振つてちつとも音のせず
364-12 金亀虫優勝カップの中に落つ 樽金 4 流・未貴・こひつじ・亜紀
364-13 背景に月夜の森を金亀子 びーどろ 3 早香・野浮・クリトン
364-14 掃えどもその度戻る金亀子
364-15 葉と同じ青鬼灯の色なりき
364-16 青梅や少年初めて髭を剃る 1 紫土
364-17 空蝉の小さき髭まで残しをり 紫土 2 中ちゃん・クリトン
364-18 忌の明けし軽きてのひら青鬼灯 未貴 2 早香・長月
364-19 金亀子落ち六本の脚もがく 野浮 1 Yumi
364-20 灯を恋し網戸を叩く黄金虫 1 勝坊
364-21 やがて朱と薄暮に沈む青酸漿 1 勝坊
364-22 枝越えて何処へ急ぐや金亀子
364-23 闇雲にわれを討ちたる金亀子 未貴 3 中ちゃん・樽金・こひつじ
364-24 髭までも白くなりゆく薄暑かな クリトン 2 ancapigra・長月
364-25 17の娘は料理好き青鬼灯
364-26 草むらに青鬼灯の隠れをり
364-27 図書館の入口の鉢青鬼灯 早香 5 Yumi・長月・野浮・未貴・びーどろ
364-28 夏休みクラーク博士像に髭 Yumi 5 中ちゃん・流・越冬こあら・びーどろ・屯
364-29 昼顔やヒゲが蜜豆おかわりす
364-30 子等の声ゆふぐれて来る青鬼灯
364-31 青鬼灯内に秘めたる願い事
364-32 三日目の髭に似合いし甚平かな こひつじ 9 早香・流・越冬こあら・未貴・樽金・屯・紫土・亜紀・クリトン
364-33 青鬼灯此の世が見えてきたりけり びーどろ 1 未貴
364-34 髭面の男が摘みしラベンダー 野浮 1 樽金
364-35 金亀子猫から逃れ落とす髭
364-36 老いふたり金亀子来てとまりけり 長月 4 早香・ancapigra・勝坊・びーどろ
364-37 夏まけの髭面映す洗面所 越冬こあら 3 野浮・屯・紫土
364-38 若者の髭の剃りあと梅雨晴間 長月 4 野浮・樽金・屯・クリトン
364-39 青鬼灯夜には燈点る家 Yumi 1 早香
364-40 髭の子がはいただいまと帰る夏 5 中ちゃん・ancapigra・長月・こひつじ・亜紀
364-41 暗闇や金亀子の往きどころ
364-42 かなぶんが入り込んだる照明具 中ちゃん 1 樽金
364-43 御金蔵の所在明かさぬ黄金虫
364-44 独り居や青鬼灯に雨ばかり 樽金 7 中ちゃん・ancapigra・野浮・越冬こあら・こひつじ・びーどろ・紫土
364-45 金亀子死んでゐるのか真似なのか
364-46 絶滅も間近なりしか青鬼灯
364-47 髭面になるやも知れず氷菓の子 樽金 1 こひつじ
364-48 青鬼灯まだ見も知らぬ恋の先 ancapigra 1 勝坊
364-49 ポスターに丸描いてある黄金虫 亜紀 1
364-50 通り抜けできて涼しき猫の髭 未貴 5 流・ancapigra・越冬こあら・屯・亜紀
364-51 ぐい呑みの髭を吹きつつ端居かな 亜紀 1 越冬こあら

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