第 369 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成19年9月16日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
369-01 屋形船新涼入れて停泊す 中ちゃん 3 こひつじ・蒼穹・びーどろ
369-02 白萩のあつちをさせばこつちゆく 紫土 1 こひつじ
369-03 老い先のはやも見えをり新松子 -
369-04 江の島も湾も円やか秋澄める 未貴 4 こひつじ・樽金・勝坊・紫土
369-05 秋暑し不服聞きをる立ち話 Yumi 2 流・紫土
369-06 朝顔の腰の高さに揃ふかな 甘納豆 4 ancapigra・未貴・中ちゃん・越冬こあら
369-07 鵙啼けや独居に馴れず朝未だ来 -
369-08 眠れずに虫聴きながら見るテレビ -
369-09 石榴裂く耐へ難きことするやうな ancapigra 1 樽金
369-10 訪れし里に千草の花強し Yumi 3 流・未貴・びーどろ
369-11 灯火親し机上に辞書と歳時記を -
369-12 枝豆をつまみ推敲定まらず 勝坊 5 早香・中ちゃん・Yumi・亜紀・屯
369-13 終電を降りればちちろ虫しきり -
369-14 赤とんぼ来てとまりをりベビーカー 1 勝坊
369-15 秋麗猫に夫々棲家あり -
369-16 雨が降る秋雨が降る部屋に居る -
369-17 秋灯火奥の細道記す地図 早香 2 流・屯
369-18 朝風が外で待ってる九月かな 1 早香
369-19 扇ガ谷から七里ガ浜へ秋の風 甘納豆 2 流・蒼穹
369-20 台風来母さん早く帰ってきて -
369-21 蜩を招き入れたる頭蓋骨 越冬こあら  3 こひつじ・早香・亜紀
369-22 秋暑し小さくならぬ毛糸玉 早香 5 ancapigra・甘納豆・Yumi・亜紀・屯
369-23 目いつぱい開くは淋し秋扇 未貴 2 越冬こあら・亜紀
369-24 蟷螂の斧反省の終戦日       勝坊 3 甘納豆・蒼穹・越冬こあら
369-25 山路来て峠に秋の声澄めり 1 勝坊
369-26 天高しフランスパンをカリと噛み -
369-27 口笛を吹いて見たくて花野かな 3 樽金・勝坊・紫土
369-28 子の皿に残る秋刀魚の腹の黒 紫土 1 越冬こあら
369-29 両岸に湯宿行き交ふ鬼やんま 樽金 2 中ちゃん・Yumi
369-30 朝市の十六ささげ足を垂れ -
369-31 色鳥の一樹に群れてまた次へ Yumi 2 蒼穹・びーどろ
369-32 台風の去って夜明けの月の眉 -
369-33 水澄んでグリコの走る男かな -
369-34 ダーリンと夫を呼んで秋刀魚焼く -
369-35 前向きに進み高きに登りけり 越冬こあら  1 早香
369-36 ノンステップバスを降り来る巨峰かな 亜紀 2 ancapigra・中ちゃん
369-37 新米に茶色いおかず合ひにけり こひつじ 3 ancapigra・びーどろ・紫土
369-38 秋雨に滲む仏蘭西料理店 甘納豆 2 流・屯
369-39 赤き実のなをも明るき秋灯下 亜紀 1 樽金
369-40 秋茄子や中華前菜盛合せ -
369-41 呼ばれたるこころもちして鉦叩 ancapigra 1 未貴
369-42 秋風や門のみ残る屋敷跡 紫土 4 樽金・勝坊・Yumi・屯
369-43 公達の紅を刷くかや虫の闇 びーどろ 2 未貴・蒼穹
369-44 足裏(アウラ)への街の火照りが消えて秋 -
369-45 馬鈴薯の洗うても土残す貌 蒼穹 4 甘納豆・中ちゃん・びーどろ・紫土
369-46 初嵐バイキンマンの帰る家 びーどろ 1 越冬こあら
369-47 手鏡の映す手のうち夜長なる 未貴 3 甘納豆・早香・亜紀
369-48 川曲り人は道なり曼珠沙華 亜紀 5 ancapigra・甘納豆・こひつじ・未貴・Yumi
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