第 370 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成19年9月30日
兼題:「間引菜」(まびきな)、「冷やか」、「川」 ※「川」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
370-01 深川を浅く渡つて秋彼岸 ancapigra 1 びーどろ
370-02 間引菜や箸さがす間に茹であがり ancapigra 6 早香・甘納豆・勝坊・亜紀・クリトン・Yumi
370-03 間引菜の洗ふそばから逃げたがる 未貴 4 中ちゃん・樽金・こひつじ・紫土
370-04 冷やかに迎へられたる傘の中 -
370-05 間引菜やたやすきことの無き世間 Yumi 1 越冬こあら
370-06 間引菜をふはふはふはと詰めにけり -
370-07 打ち変わり無情の水面秋の川 -
370-08 狼藉の土竜呪ひつ菜を間引く 樽金 1 クリトン
370-09 間引菜の味噌汁の飯夜勤明け 1 勝坊
370-10 間引菜のひたすら白き根の長き 亜紀 1 樽金
370-11 冷やかやシャッターチャンス持つレンズ Yumi 2 越冬こあら・亜紀
370-12 冷やかな軽井沢駅ホームかな -
370-13 つばさ持て近づく月や冷ややかに -
370-14 冷やかに夕べは禽の眼なりけり びーどろ 1 ancapigra
370-15 芒野や気づかぬほどの小川あり 中ちゃん 4 勝坊・こひつじ・未貴・びーどろ
370-16 明月を待ち退院の報を聞く -
370-17 冷やかや奥歯の疼きぶり返す 樽金 3 流・ancapigra・紫土
370-18 川の字に眠りし宿や蔦紅葉 こひつじ 3 中ちゃん・紫土・Yumi
370-19 鉄瓶も炭も冷ゆるか四畳半 甘納豆 1 亜紀
370-20 間引菜のダムの上より落ち来たる -
370-21 間引菜を摘まみし後のうす埃 びーどろ 2 中ちゃん・こひつじ
370-22 だうだうと川の曲がるる秋彼岸 -
370-23 冷やかと話すタクシー運転手 -
370-24 川底に光る石あり曼珠沙華 早香 1 Yumi
370-25 川音を聞きつつ曼珠沙華の中 樽金 1 未貴
370-26 秋うらら橋くぐりゆく隅田川 亜紀 3 流・早香・樽金
370-27 川の字で始めるアミダ九月尽 越冬こあら  2 流・甘納豆
370-28 放生会小さき川に赤き橋 甘納豆 3 越冬こあら・クリトン・未貴
370-29 冷やかを打ちつけるごと化粧水 越冬こあら  1 樽金
370-30 間引菜を籠にぎゅうぎゅう詰め込んで 甘納豆 1 びーどろ
370-31 綾取りの川を教えし夜長かな こひつじ 7 流・早香・甘納豆・勝坊・中ちゃん・クリトン・紫土
370-32 間引菜の根の土畑にまた戻す -
370-33 冷やかに厨の妻の独り語 勝坊 3 ancapigra・こひつじ・Yumi
370-34 川なりにピザ屋のバイク秋の天 未貴 2 越冬こあら・びーどろ
370-35 窓開けて部屋へ朝冷入れにけり クリトン 1 ancapigra
370-36 冷ややかに描きたる眉の美しき 亜紀 1 未貴
370-37 手間暇を掛けし間引菜かろきほど 勝坊 1 ancapigra
370-38 間引菜や大義名分無き暮らし 越冬こあら  5 流・早香・甘納豆・こひつじ・亜紀
370-39 余り種隅に纏めて摘菜とし -
370-40 間引菜やたどりて行かば小松川 びーどろ 2 甘納豆・亜紀
370-41 冷やかや目覚めの水の喉を打つ 紫土 7 早香・勝坊・中ちゃん・樽金・越冬こあら・未貴・Yumi
370-42 天の川見上げ誓ひし若き日を -
370-43 冷やかな空気の層に包まれる -
370-44 川風の鳴子鳴らして消えにけり Yumi 3 クリトン・びーどろ・紫土
370-45 みそ汁に間引菜摘みし大根畑(だいこばた) -
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