第 372 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成19年10月28日
兼題:「草紅葉」(くさもみじ)、「文化の日」、「海」 ※「海」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
372-01 秋の海吾が散骨の日も晴れよ 樽金 1 未貴
372-02 油揚を焙つて喰らふ文化の日 びーどろ 2 亜紀・ancapigra
372-03 地中海産のワインを月明り 亜紀 2 越冬こあら・びーどろ
372-04 白樺へ道一筋や草紅葉 -
372-05 草紅葉村には古き墓多し 4 勝坊・長月・クリトン・Yumi
372-06 秋の海ドロップ缶を振つて音 びーどろ 3 こひつじ・亜紀・未貴
372-07 捨ててきたはずの思いや草紅葉 -
372-08 山荘の窓ふもとまで草紅葉 -
372-09 落暉いま炎に燃えて秋の海 勝坊 1 樽金
372-10 骨董の壺の手触り秋の海 未貴 4 早香・越冬こあら・Yumi・びーどろ
372-11 海行かば唄いし過去や露時雨 長月 1
372-12 逆立って寝っ転がって草紅葉 ancapigra 3 早香・勝坊・長月
372-13 龍田姫在わす山道訪ねけり 長月 1 ancapigra
372-14 毛氈の競り出してをり草紅葉 -
372-15 草紅葉走者一掃打者一巡 越冬こあら  3 長月・樽金・屯
372-16 色づきて軽さを得たり草紅葉 こひつじ 1 ancapigra
372-17 穏やかに巌を洗ふ秋の海 1 勝坊
372-18 海釣りの竿しなりをりねこじゃらし クリトン 3 早香・中ちゃん・こひつじ
372-19 晩秋や無理に真つ直ぐ海老フラ -
372-20 駅までは遠くなりしよ草紅葉 -
372-21 老舗また傾く噂文化の日 4 流・Yumi・ancapigra・紫土
372-22 農終えて老人会の文化祭 長月 1 勝坊
372-23 行く宛ても無くてそぞろの文化の日 -
372-24 廃船に座りてひとり秋の海 3 クリトン・未貴・びーどろ
372-25 文化の日足肩幅に手は腰に 越冬こあら  3 早香・中ちゃん・Yumi
372-26 公民館墨の香りの文化の日 早香 1 越冬こあら
372-27 劇場に傘を忘るる文化の日 亜紀 4 流・中ちゃん・未貴・屯
372-28 ままごとに集めし菜は草紅葉 クリトン 1 長月
372-29 胸張つて叔父乗るひかり叙勲の日 -
372-30 石蔵にcafeの看板草紅葉 Yumi 6 流・早香・こひつじ・亜紀・屯・紫土
372-31 視聴覚すべて癒しや秋の海 -
372-32 草紅葉真っ只中のにぎり飯 勝坊 5 樽金・越冬こあら・亜紀・屯・紫土
372-33 猫の来て尻尾吹かるる草紅葉 -
372-34 シート敷く場所を探して草紅葉 早香 2 屯・紫土
372-35 思い出を沈めた海の秋麗 越冬こあら  3 流・クリトン・こひつじ
372-36 十チーム顔を揃えて文化の日 2 長月・越冬こあら
372-37 同じ日に同じ約束文化の日 -
372-38 今日もまた井戸端会議文化の日 -
372-39 道に沿ひ海に沿ふ村一位の実 Yumi 5 クリトン・樽金・中ちゃん・未貴・ancapigra
372-40 鳥の息写す霜降朝の海 -
372-41 ブレーカー飛びし闇なり文化の日 -
372-42 特異日と言ふ人のあり文化の日 クリトン 2 勝坊・Yumi
372-43 海荒るる台風来るといふ予報 -
372-44 艫綱を解いて秋雨の海眠る -
372-45 すいとんが復活したか文化の日 樽金 2 中ちゃん・亜紀
372-46 豹柄のストッキングに草紅葉 未貴 3 樽金・びーどろ・紫土
372-47 一匙を隠し味とす文化の日 未貴 1 びーどろ
372-48 文化の日見合ひ相手は今そばに Yumi 2 クリトン・こひつじ
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