第 377 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年1月6日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
377-01 裸体画にいまあらたまの日の差して -
377-02 遠来の客と語りて初茜 Yumi 2 中ちゃん・早香
377-03 ポチ袋ひとつ余して三日かな 甘納豆 5 流・ancapigra・クリトン・Yumi・紫土
377-04 初詣行く行かざるは空次第 -
377-05 買初や香りのものを一つ足し 未貴 6 中ちゃん・甘納豆・早香・Yumi・亜紀・紫土
377-06 初売りの声を嗄らして売り子かな -
377-07 返事良く使ひ引き受け竹馬の子 勝坊 1 中ちゃん
377-08 真直ぐに喉の奥まで初茜 -
377-09 夜回りの深々かぶる冬帽子 3 ancapigra・勝坊・亜紀
377-10 座布団の凹み寂しき孫帰る -
377-11 書き込みの減りし一年古暦 Yumi 2 甘納豆・未貴
377-12 メモを手にスーパーまわり年暮るる -
377-13 夕時雨タクシーを待つ列長く -
377-14 初空やかたちばかりの深呼吸 ancapigra 3 中ちゃん・Yumi・紫土
377-15 舟もやふロープゆるやか初御空 紫土 2 越冬こあら・未貴
377-16 初富士の裾より雲のせりあがる -
377-17 手の届く範囲に置いて三が日 早香 3 ancapigra・クリトン・びーどろ
377-18 慣れぬ手で時差を指折り初電話 越冬こあら  1
377-19 目立ちたる赤き袋や初電車 -
377-20 これ切りと別れた街は松の内 -
377-21 短日や大工は口から釘を吐き 勝坊 1
377-22 去年今年花火歌酒異人街 越冬こあら  1 びーどろ
377-23 読初は父の残せし文庫本 甘納豆 4 勝坊・クリトン・越冬こあら・Yumi
377-24 特急の名前さまざま年の暮 甘納豆 6 ancapigra・勝坊・越冬こあら・亜紀・未貴・紫土
377-25 初声や信州新人シャンソンショー 紫土 1 びーどろ
377-26 冬木の芽ほつほつ万華鏡日和 びーどろ 2 亜紀・未貴
377-27 欠かさずに賀状をくるる人うれし 中ちゃん 1 越冬こあら
377-28 北風に背中押される帰宅かな 2 勝坊・クリトン
377-29 遠回りしてみたくなり冬ぬくし クリトン 1 勝坊
377-30 寄り添ふてゐるゆりかもめゆりかもめ 亜紀 5 甘納豆・クリトン・越冬こあら・Yumi・紫土
377-31 遠縁の子供にもやりお年玉 -
377-32 すつぱくつてくすぐつたくて冬苺 -
377-33 逸らしたる話に戻る寒さかな 亜紀 3 甘納豆・ancapigra・早香
377-34 寒北斗捨て人形は眼をひらき びーどろ 1
377-35 ラムプ燃ゆる山猫軒や黒マント びーどろ 1 未貴
377-36 笹鳴や腰の高さのすべり台 未貴 3 早香・びーどろ・亜紀
377-37 鉢合わせしてまずは御慶と声高に ancapigra 4 中ちゃん・甘納豆・早香・びーどろ
377-38 おでん屋のお湯割りの濃き良夜かな ancapigra 1
377-39 冬の雷喉を鳴らして眠る猫 -
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