第 378 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年1月20日
兼題:「石蓴」(あをさ)、「初大師」(はつだいし)、「香」 ※「香」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
378-01 路地裏や焼芋の香につんのめり ancapigra 2 びーどろ・こひつじ
378-02 香の物とりどり並ぶ女正月 亜紀 4 甘納豆・勝坊・紫土・Yumi
378-03 寒の海磯の香常と変わらねど -
378-04 里からの小包の隅干し石蓴 Yumi 4 中ちゃん・屯・クリトン・未貴
378-05 漁港には丸の字あまた石蓴干す びーどろ 4 中ちゃん・甘納豆・越冬こあら・亜紀
378-06 潮焼の海女の休日石蓴掻く -
378-07 波踏めば足に触はりし石蓴かな -
378-08 病得てよりの信心初大師 Yumi 7 早香・ancapigra・越冬こあら・紫土・流・未貴・こひつじ
378-09 臘梅の花一輪の香りかな 勝坊 3 ancapigra・屯・流
378-10 すれ違ふ僧に会釈す初大師 -
378-11 きよろきよろとおのぼりさんの初大師 -
378-12 波あひの手捌き活きて石蓴掻 未貴 2 勝坊・屯
378-13 そそぐ茶の香りただよう春障子 5 勝坊・越冬こあら・流・Yumi・クリトン
378-14 四万十の石蓴の味を旅土産 クリトン 2 びーどろ・未貴
378-15 ぺらぺらのプラスチックのやう石蓴 -
378-16 木の香して木地師の仕事初めかな 甘納豆 6 ancapigra・屯・亜紀・流・未貴・こひつじ
378-17 雑炊の箸の合間に香の物 早香 1 紫土
378-18 目玉欲しと達磨の並ぶ初大師 -
378-19 松過ぎてぱりぽりぱりぽり香の物 -
378-20 朝の椀ゆらゆらあをさおはようさん -
378-21 石蓴網窓いっぱいの伊勢の海 -
378-22 葛餅の列に並んで初大師 亜紀 1 中ちゃん
378-23 焼芋の家人に隠しきれぬ香よ Yumi 1 早香
378-24 窓開けて雪の香りを入れにけり 中ちゃん 3 越冬こあら・紫土・亜紀
378-25 初大師前後厄もとうに過ぎ 越冬こあら  3 中ちゃん・Yumi・びーどろ
378-26 あをさ採る口のしつかり一文字 -
378-27 女正月をんなの数の香りあり 未貴 3 早香・びーどろ・こひつじ
378-28 故郷の味に石蓴のお味噌汁 1 勝坊
378-29 初大師懐かし人の声を聞く -
378-30 香車打ち王手飛車なり日向ぼこ クリトン 2 早香・こひつじ
378-31 酔い醒まし朱塗りの椀の石蓴汁 早香 1 クリトン
378-32 石蓴掻く白灯台を風除けに びーどろ 2 甘納豆・ancapigra
378-33 石蓴掻き捕鯨続ける海の民 越冬こあら  1 中ちゃん
378-34 初大師大きエプロン餅を受け -
378-35 一瞬で碗に広がる石蓴かな こひつじ 1 クリトン
378-36 酒酌むや今宵あをさの三杯酢 勝坊 1 未貴
378-37 護摩焚く火絶えることなし初大師 勝坊 1
378-38 初大師音かろやかに飴たたく 未貴 2 早香・甘納豆
378-39 初大師右も左も知らぬ人 中ちゃん 1 紫土
378-40 白息や香典返しの手に軽く こひつじ 3 ancapigra・Yumi・びーどろ
378-41 初大師縁起を担ぎ買う小物 -
378-42 板前の笑顔謎めく石蓴かな -
378-43 大寒の香港島に差す夕日 越冬こあら  3 甘納豆・亜紀・流
378-44 初大師守札納め忘れたり 甘納豆 2 勝坊・Yumi
378-45 手のひらで吐く息つつみ初大師 ancapigra 3 越冬こあら・亜紀・クリトン
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