第 379 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年2月4日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
379-01 寒雀チントンといてシャンもいて -
379-02 久々に定時の帰宅日脚延ぶ 中ちゃん 5 ancapigra・勝坊・甘納豆・Yumi・こひつじ
379-03 春まだ来なかなか融けぬチョコレイト -
379-04 目出し帽被ってみたい吹雪の日 -
379-05 立春を頬に感じる日差しかな 2 ancapigra・勝坊
379-06 アメリカンフットボーラー着膨れて 紫土 2 早香・越冬こあら
379-07 大寒も晴れたら空を見て行こう 早香 1 あさ希
379-08 杖に顎乗せて春待つ羅漢さま 勝坊 4 早香・甘納豆・Yumi・クリトン
379-09 海鳴りを抱えし村の春浅し 4 中ちゃん・長月・あさ希・亜紀
379-10 金網をいびつに過ぐる恋の猫 亜紀 2 あさ希・こひつじ
379-11 春立てり一方に寄る塗り薬 あさ希  4 甘納豆・びーどろ・紫土・亜紀
379-12 世界地図のぶるぶるぶるぶる隙間風 -
379-13 初孫を抱ひて喧々雛定め ancapigra 1 勝坊
379-14 春近し少女の耳の見え隠れ 5 早香・ancapigra・越冬こあら・紫土・クリトン
379-15 駐在所前に太りし雪達磨 -
379-16 飛鳥Uの灯り遠くに浮寝鳥 翠玉 2 流・亜紀
379-17 賑はひて田舎銀座の日脚伸ぶ Yumi 2 長月・亜紀
379-18 手に取るにちやうどよき本冬の夜 -
379-19 若さとは朝から肉や山笑ふ -
379-20 歌手も出て大須観音節分会 -
379-21 鬼やらふ闇や紅唇濡れてをり びーどろ 2 中ちゃん・流
379-22 侘助や退職したら絵が描きたい 甘納豆 2 越冬こあら・あさ希
379-23 朧月紅茶に浮かぶレモン片 -
379-24 久々に老猫出づる春隣 -
379-25 左右より白息朝の馬屋開く -
379-26 神代かな冬の日光る五十鈴川 -
379-27 それぞれを湯たんぽにして眠る猫 早香 1 ancapigra
379-28 年喰ふて節分の豆喰ひきれず クリトン 2 勝坊・長月
379-29 月下煌々逃げも隠れも猫の恋 -
379-30 それぞれの放物線を蜜柑もつ 紫土 1 越冬こあら
379-31 カステラのざらめ噛みあて今朝の春 びーどろ 6 早香・ancapigra・翠玉・あさ希・Yumi・屯
379-32 春浅き群像の目の合はずなり びーどろ 1 翠玉
379-33 日脚伸ぶ胎児ミリまで計らるる あさ希  3 びーどろ・こひつじ・亜紀
379-34 軒氷柱かすかに影の動きけり 長月 4 翠玉・びーどろ・紫土・クリトン
379-35 立春大吉多めにたらすごま油 翠玉 1 びーどろ
379-36 凍て空を映す曲がりし道路鏡 勝坊 1 中ちゃん
379-37 節分の豆買う人の電話鳴る -
379-38 猫の恋鳴き真似をして悪戯す -
379-39 大寒や「耕作放棄」を決意する -
379-40 冬萌や礼節まずは姿勢より 越冬こあら  1 長月
379-41 返事して手櫛手鏡春隣 越冬こあら  5 流・勝坊・翠玉・Yumi・こひつじ
379-42 霧雨や春節近き中華街 甘納豆 2 流・びーどろ
379-43 わけもなく歩を早めをり春隣 1
379-44 死ねば皆善人となり紅椿 こひつじ 3 長月・紫土・クリトン
379-45 縁側の鉢に日あたる春隣 クリトン 2 早香・屯
379-46 雨樋の水のひびきや春来たる 長月 1
379-47 蜜柑剥くギター弾きしその爪で 甘納豆 1 中ちゃん
379-48 雪もよひ烏ときどき集まつて -
379-49 木地に塗る漆いくたび冴返る 亜紀 5 甘納豆・翠玉・Yumi・クリトン・屯
379-50 京料理食する庭に目白来る -
379-51 日曜の風呂場の窓や日脚伸ぶ 6 中ちゃん・越冬こあら・甘納豆・こひつじ・紫土・屯
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