第 382 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年3月16日
兼題:「牡丹の芽」、「春泥」(しゅんでい)、「高低」 ※「高低」は無期兼題 「高い低い」などと変形して使用しても可

No.  俳          句 作  者 選          者
382-01 たんぽぽの低きが高く空目指す こひつじ 1 びーどろ
382-02 春の航喫水線の高く低く -
382-03 牡丹の芽古屋の軒に紅を注す Yumi 1 早香
382-04 ハイアンドロウある暮し春の雨 越冬こあら  1 こひつじ
382-05 春泥をよけて甘党への見舞ひ 中ちゃん 1
382-06 春泥のせいで帰りが遅くなる -
382-07 春泥の靴を日向に並べけり 長月 6 中ちゃん・屯・ancapigra・こひつじ・紫土・Yumi
382-08 春泥に足を取られて二歩三歩 -
382-09 春泥に残る足跡大中小 早香 1 勝坊
382-10 天気図の気圧高低春兆す 6 早香・中ちゃん・ancapigra・長月・勝坊・びーどろ
382-11 牡丹の芽朝雲動く奥秩父 勝坊 3 流・中ちゃん・屯
382-12 春泥や抜き差しならぬ脳年齢 -
382-13 牡丹の芽父と酌みたる日は遠く -
382-14 春泥や老僧病いあつくして -
382-15 高低の差あれど山の笑い出し クリトン 1 中ちゃん
382-16 鉢植えの牡丹いまだ芽の吹かず クリトン 1 勝坊
382-17 つま先の濡れた心地や牡丹の芽 ancapigra 2 早香・越冬こあら
382-18 ボレロ聴く低より高に春が来た -
382-19 春泥を掬い上げたるバックホウ -
382-20 グーばかり出してがんばる牡丹の芽 1 クリトン
382-21 水彩の空の濡れゐる牡丹の芽 びーどろ 1 未貴
382-22 ふんはりと風の高低春ショール 未貴 3 越冬こあら・紫土・Yumi
382-23 たんぽぽのぽぽぽぽ高い低いかな -
382-24 春泥や前髪さわり飛び越えよ -
382-25 高きより低きに流れ雪解水 中ちゃん 1 長月
382-26 新築の庭も新らし牡丹の芽 -
382-27 春泥にヒール戸惑ふネオン街 Yumi 2 流・屯
382-28 春泥に猫の前足ひとつかな 紫土 1 クリトン
382-29 夕霞高く低くと寺の町 3 越冬こあら・未貴・びーどろ
382-30 繋いだ手放してよける春の泥 6 屯・ancapigra・勝坊・こひつじ・クリトン・未貴
382-31 一人なら女は静か牡丹の芽 早香 4 ancapigra・紫土・未貴・Yumi
382-32 日輪をわづかに余し牡丹の芽 未貴 1 ancapigra
382-33 春泥の靴並びおる子供会 3 流・こひつじ・クリトン
382-34 春泥や棒の支ふる石ぼとけ びーどろ 2 早香・紫土
382-35 人知れぬ高低差あり猫の恋 ancapigra 1 びーどろ
382-36 牡丹の芽燃へ立つ色を秘めにけり 紫土 2 屯・勝坊
382-37 牡丹の芽鄙の湯の宿客まばら -
382-38 たかひくはあれど並びて卒業す 6 中ちゃん・長月・こひつじ・越冬こあら・Yumi・びーどろ
382-39 訪ねれば高低とはず山笑ふ Yumi 1 長月
382-40 牡丹の芽ほんの微々たる還付金 こひつじ 6 流・長月・越冬こあら・紫土・未貴・Yumi
382-41 結び目の如く解かるる牡丹の芽 越冬こあら  1 クリトン
382-42 春泥の乾きの遅し道を行く クリトン 1 早香
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]