第 383 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年3月30日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
383-01 花見酒厠捜しによろけ立つ -
383-02 優れざる日やさみどりの菜飯炊く -
383-03 白木蓮散れるかなたにタワー見え 中ちゃん 1 未貴
383-04 うたげ果てひときわ静か春の夜 1 Yumi
383-05 二階より見下ろす桜レモンティー びーどろ 1 越冬こあら
383-06 花冷えは人を仲良くさせるもの -
383-07 ワイパーが雨かき分ける春嵐 -
383-08 桜ひとひら冥界の送り状かも びーどろ 1 未貴
383-09 置いてあるだけで安らぐ春炬燵 勝坊 7 流・中ちゃん・越冬こあら・紫土・Yumi・クリトン・こひつじ
383-10 菜の花の菜の花らしき茎の色 こひつじ 1 びーどろ
383-11 春塵を拭けば計量針揺るる 未貴 7 早香・中ちゃん・ancapigra・勝坊・紫土・こひつじ・びーどろ
383-12 クレーンの先の海原霞みけり 中ちゃん 2 早香・びーどろ
383-13 匂ひまた初心へ招き梅の花 未貴 2 ancapigra・屯
383-14 人形の中に人形春愁ひ 紫土 2 未貴・びーどろ
383-15 里山の古巣に羽毛揺れ昏る -
383-16 川面へと枝を伸ばして花盛り 早香 3 勝坊・紫土・屯
383-17 ぶらんこを押して押してと限りもなく こひつじ 1 クリトン
383-18 あの人にうすむらさきのフリージヤ Yumi 2 早香・越冬こあら
383-19 廃校と決まりし学舎卒業子 クリトン 2 越冬こあら・屯
383-20 桜咲きましたと画面いっぱいに 越冬こあら  3 流・勝坊・紫土
383-21 幽霊を見たと言ひはる雪柳 -
383-22 桜咲く朝のたまごかけごはんかな -
383-23 うららかや弥勒菩薩の頬の指 1 中ちゃん
383-24 好きと言ふ散る花びらの手に乗れば -
383-25 桃色の吐息そこここ花の山 -
383-26 草餅や近所の噂聞き流す Yumi 3 勝坊・屯・こひつじ
383-27 薹立ちの菊菜も煮れば柔らかく クリトン 1 びーどろ
383-28 狛犬は春へ阿吽の口開き 2 未貴・ancapigra
383-29 明日からは社会人です春の服 -
383-30 あとひとつ吼えて負けない春の犬 越冬こあら  1 ancapigra
383-31 鉄門扉すら暖かき春の午後 1 Yumi
383-32 洗濯はまだ素手ならん春の水 ancapigra 2 流・中ちゃん
383-33 猫よけて炬燵片付くお昼前 -
383-34 沈丁のうつむき加減に匂ひをり クリトン 2 紫土・屯
383-35 春爛漫勇気凛凛来々軒 越冬こあら  2 早香・こひつじ
383-36 桜二分三分御空が狭くなる 紫土 5 早香・中ちゃん・ancapigra・Yumi・こひつじ
383-37 春風や京都訛りに送られて 勝坊 4 流・越冬こあら・Yumi・クリトン
383-38 さえずりの途絶えてひとり山の径 ancapigra 2 勝坊・クリトン
383-39 島影の影のままなる春の雨 3 流・未貴・クリトン
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