第 385 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年5月27日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
385-01 麗らかや型の決まりしヨガポーズ -
385-02 春愁や偏と旁の開き具合 未貴 2 こひつじ・ancapigra
385-03 春眠や車窓の海に寄り添いて ancapigra 4 勝坊・越冬こあら・びーどろ・紫土
385-04 花落とす雨音聴きて床に入る Yumi 4 中ちゃん・流・早香・こひつじ
385-05 何本も橋をくぐって春の果て 甘納豆 4 流・早香・越冬こあら・紫土
385-06 招き猫煙草の隣り四月尽 -
385-07 見詰められあやす赤子や風光る 勝坊 1 ancapigra
385-08 尖塔の紅い燈火や四月尽 びーどろ 1 亜紀
385-09 ひと時の主役三色菫かな -
385-10 筑波嶺や縦に抱へる蕗の丈 未貴 5 蒼穹・甘納豆・亜紀・びーどろ・Yumi
385-11 椿森過ぎる背中の昏れてをり びーどろ 3 甘納豆・亜紀・未貴
385-12 暮遅し定時で帰る人の群れ 甘納豆 2 越冬こあら・ancapigra
385-13 花過ぎの国旗掲げしレストラン -
385-14 あめんばう止まらぬやうでくと止まる 紫土 4 早香・甘納豆・亜紀・Yumi
385-15 春昼やサイレンの音近づきぬ -
385-16 文覚の溺れるまでの春の雨 -
385-17 見送れば早かげろへる旅支度 -
385-18 花菜風楽しきことに庭仕事 -
385-19 凡庸に生きて余生の日永かな 勝坊 2 流・Yumi
385-20 きゆと締める蛇口きらきら夏近し 紫土 4 中ちゃん・流・こひつじ・Yumi
385-21 春の川舳先が風を割いてゆく ancapigra 3 中ちゃん・びーどろ・未貴
385-22 コーヒーと呼べぬ代物春の塵 甘納豆 1 越冬こあら
385-23 鯉幟折り目伸ばして泳ぎ出す 勝坊 4 早香・蒼穹・こひつじ・亜紀
385-24 しやくなげや友の快癒のメール来る 中ちゃん 1 勝坊
385-25 ちゃりんこのカ行の音す薄暑かな -
385-26 病歴のまだまだつづく目借時 蒼穹 1 Yumi
385-27 蒲公英や老化に付ける薬なし -
385-28 春日傘くるりくるくる柳橋 早香 2 勝坊・紫土
385-29 夜の新樹傘のしずくのまだ残る 亜紀 3 蒼穹・甘納豆・未貴
385-30 筍の掘り急かされて折れにけり こひつじ 4 中ちゃん・勝坊・紫土・ancapigra
385-31 春惜しむ石の名前の多き町 -
385-32 花水木乾いた音の風作る 早香 1 蒼穹
385-33 馬刀貝の穴やわずかに四角形 -
385-34 スニーカの軽さ増したる四月かな 1 勝坊
385-35 飛びゆける紙にもつばさ花の屑 蒼穹 1 ancapigra
385-36 街暮れてバス灯ともれる花水木 -
385-37 トンネルの出口の谷は春の末 2 中ちゃん・早香
385-38 女には記念日数多初鰹 こひつじ 4 蒼穹・越冬こあら・紫土・未貴
385-39 春爛やミニスカートの足眩し -
385-40 初夏のペットボトルの凹みかな -
385-41 夕食は定食屋にて日の永し 中ちゃん 4 流・甘納豆・びーどろ・未貴
385-42 春ショールしばらく巡る運河沿ひ 未貴 2 こひつじ・びーどろ
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