第 386 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年5月11日
兼題:「芥子の花」(けしのはな)、「夏書」(げしょ)、「縦」 ※「縦」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
386-01 縦長の俎板しろき立夏かな 未貴 2 甘納豆・早香
386-02 縦書きの毛筆封書夏に入る -
386-03 芥子の花そこだけ強く風渡る ancapigra 5 中ちゃん・越冬こあら・亜紀・Yumi・紫土
386-04 夏服やあの娘のリボン縦結び ancapigra 2 越冬こあら・びーどろ
386-05 気がつけば右手汚れし夏書かな -
386-06 芥子咲くや発声指導ハッハッハッ -
386-07 夏書の筆擱いて眺むる雲の筆 -
386-08 芥子の花咲き乱れたる夢世界 1 勝坊
386-09 曲線の果ての楽園芥子の花 甘納豆 1 亜紀
386-10 今だけは世事を忘れて夏書をせり Yumi 1 勝坊
386-11 法楽に唐招提寺の夏書(げがき)かな   勝坊 2 中ちゃん・びーどろ
386-12 透明な壁を隔てり芥子の花 亜紀 1 早香
386-13 夏書といい墨すり始め暮れ始め 早香 2 未貴・ancapigra
386-14 縦長の瓶は海色百合ひとつ -
386-15 夏立つや筆勢強く縦に伸ぶ 甘納豆 2 ancapigra・紫土
386-16 波の音聞きつ夏書(げがき)の堂の昼 5 甘納豆・未貴・びーどろ・Yumi・紫土
386-17 一僧の廻廊わたる夏書かな びーどろ 2 未貴・ancapigra
386-18 開演前のざわめきに似た芥子の花 早香 3 流・中ちゃん・ancapigra
386-19 走り出す縦割り行政竹を植ふ -
386-20 一文字に筆の止まりし夏書かな 未貴 3 早香・亜紀・紫土
386-21 茶坊主が小首傾げて芥子の花 -
386-22 横のもの縦にもせずに三尺寝 中ちゃん 5 甘納豆・未貴・勝坊・越冬こあら・Yumi
386-23 マリーナに白き船満ちポピー咲く びーどろ 1
386-24 萬緑や縦列駐車もたもたと 紫土 1
386-25 物干しに縦縞並び夏来る 越冬こあら  5 甘納豆・勝坊・中ちゃん・びーどろ・Yumi
386-26 初夏の縦の罫線濃かりけり -
386-27 疾走の風に散りたる芥子の花 -
386-28 行く末も知らず安珍夏書せり -
386-29 高原の風に抱かれ芥子の花 Yumi 1
386-30 毎日のこころ迎へる夏書かな 亜紀 2 勝坊・早香
386-31 新幹線びゆーと過ぎけり安居寺 びーどろ 1 甘納豆
386-32 夏書解けて猫呼び寄せて風入れて ancapigra 6 早香・中ちゃん・越冬こあら・亜紀・びーどろ・Yumi
386-33 薫風を縦(ほしいまま)する帰省かな -
386-34 夏書続く伽藍に僧の五名ほど 中ちゃん 5 未貴・越冬こあら・ancapigra・亜紀・紫土
386-35 虞美人と云はれ美し芥子の花 勝坊 1
386-36 コスモスに似しとこぢつけ芥子の花 -
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