第 389 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年6月22日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
389-01 梅雨鴉町の高さの避雷針 未貴 3 早香・越冬こあら・びーどろ
389-02 槌音の高き工事や梅雨晴間 中ちゃん 2 勝坊・越冬こあら
389-03 はじめての街の鋭角夏つばめ 未貴 4 ancapigra・亜紀・Yumi・紫土
389-04 冷蔵庫のモーター唸り夜半ひとり ancapigra 1 未貴
389-05 梅雨空や活字小さきお詫び記事 勝坊 5 流・こひつじ・ancapigra・紫土・未貴
389-06 「罪と罰」読む傍らで寝冷えして -
389-07 円石に昆布無駄なく並びをり Yumi 3 越冬こあら・亜紀・びーどろ
389-08 雨音の底に潜めりはんざきは 紫土 3 勝坊・亜紀・未貴
389-09 長老の神田祭りの木遣りかな -
389-10 金魚売町角を消えそれつきり びーどろ 3 早香・こひつじ・ancapigra
389-11 土曜日やワイン一本明易し -
389-12 五月雨がフロントグラス割るほどに 中ちゃん 1 早香
389-13 マイ箸といふもなかなか冷奴 未貴 2 こひつじ・Yumi
389-14 ジャム瓶の形いろいろ梅雨籠り こひつじ 6 早香・流・勝坊・越冬こあら・Yumi・紫土
389-15 水玉の青さも涼し梅雨晴れ間 1 勝坊
389-16 どれとして同じ茎なきさくらんぼ 紫土 2 中ちゃん・未貴
389-17 夢覚めて蚊の羽音聞く未明かな 1 びーどろ
389-18 菜種梅雨饅頭甘いドコ悪い -
389-19 噴水の一人称の吹きあぐる 亜紀 1 未貴
389-20 庭仕事終へて乾きに琵琶三個 こひつじ 1 中ちゃん
389-21 水無月の東京駅地下動輪前 -
389-22 無重力状態ならむ合歓の花 亜紀 2 ancapigra・紫土
389-23 似合はないアロハシャツ着て夫帰る Yumi 3 流・中ちゃん・勝坊
389-24 苔しづく湯宿の庭の雨上がり -
389-25 地の揺れる気配の内に梅雨に入る 早香 1 ancapigra
389-26 立ち上る蚊遣り煙と話しをり 1 亜紀
389-27 ベーコンの端焦げはじむ黒ビール びーどろ 2 中ちゃん・こひつじ
389-28 音階の狂ふピアノや夏館 -
389-29 舟道もあやめ祭りの中にあり 勝坊 3 中ちゃん・紫土・びーどろ
389-30 洗い髪の芯やわらかく風孕み -
389-31 梅雨晴間アレはどうしたソレは何 -
389-32 携帯を傾けて撮る濃紫陽花 越冬こあら  1
389-33 空色のレインシューズに蝸牛 -
389-34 四葩切る鋏の音を響かせて こひつじ 4 流・越冬こあら・亜紀・Yumi
389-35 さくらんぼこの同じ空の下l 亜紀 1 びーどろ
389-36 タイマーは0で止まりし明易し びーどろ 3 早香・こひつじ・Yumi
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