第 390 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年7月6日
兼題:「青鬼灯」(あをほほづき)、「砂糖水」、「ジャム」 ※「ジャム」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
390-01 青鬼灯携えた娘の背の高さ -
390-02 知恵の輪はまだ絡まつて砂糖水 びーどろ 3 早香・勝坊・Yumi
390-03 何の虫も飼う気がせずに砂糖水 -
390-04 後れ毛の吹かれてゐたる砂糖水 亜紀 1 びーどろ
390-05 パンでジャム拭いて明るき夏の朝 -
390-06 青鬼灯雨上がりたる匂ひかな 亜紀 4 越冬こあら・こひつじ・未貴・紫土
390-07 砂糖水換へて蛍の居場所かな 紫土 1 越冬こあら
390-08 青ほおづき迷い迷いに来て浅草 -
390-09 いかづちや手提げの底にジャムの瓶 未貴 4 早香・越冬こあら・ancapigra・亜紀
390-10 トーストにジャムと牛乳朝曇り -
390-11 思春期の扱いにくし砂糖水 こひつじ 3 流・勝坊・紫土
390-12 砂糖水口に含ます枕元 -
390-13 青鬼灯叔母の押しゆく乳母車 -
390-14 梅雨明けやただ透きとおる砂糖水 1 こひつじ
390-15 台所紅く香らせイチゴジャム Yumi 1 紫土
390-16 食卓に出たままのジャム梅雨明ける 5 越冬こあら・こひつじ・ancapigra・未貴・びーどろ
390-17 六月のブルーベリージャム掬ひけり 亜紀 1 中ちゃん
390-18 荒梅雨や根気なくジャム焦がしをり ancapigra 4 こひつじ・Yumi・未貴・びーどろ
390-19 雨と葉に隠れてをりし青鬼灯 1 ancapigra
390-20 青鬼灯貴方の嘘も信じてる 早香 4 流・勝坊・Yumi・未貴
390-21 砂糖水寄り道ばかりして四十路 早香 6 中ちゃん・流・越冬こあら・ancapigra・Yumi・亜紀
390-22 ヂギタリス独り聴き入るジャムセッション 越冬こあら  1 早香
390-23 ジュースではなく砂糖水出しくれし 中ちゃん 3 勝坊・未貴・びーどろ
390-24 蟻ん子の死して囚はるジャムの中 紫土 2 中ちゃん・流
390-25 ジャムパンを片手につまむ缶ビール -
390-26 待ち合はす目じるし小さし青鬼灯 -
390-27 ルッソーの避暑地の雲や苺ジャム -
390-28 熱帯夜ジャムるプリンタアラーム音 -
390-29 砂糖水記憶は水のやうにあり 未貴 2 中ちゃん・亜紀
390-30 青鬼灯赤くならずに刈られをり Yumi 2 勝坊・紫土
390-31 手を握ること無く別れ青鬼灯火 勝坊 2 早香・こひつじ
390-32 里の子はお八つ代わりの砂糖水 -
390-33 少年の不思議始る砂糖水 越冬こあら  4 早香・流・亜紀・紫土
390-34 兜虫あをほほづきの匂ひして -
390-35 雨近し微動だにせぬ青鬼灯 -
390-36 青鬼灯折り目のかたき袋かな こひつじ 5 中ちゃん・ancapigra・Yumi・亜紀・びーどろ
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