第 392 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年8月2日
兼題:「中元」、「弁慶草」、「貯」 ※貯」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
392-01 転んでも泣くなと傍の弁慶草 2 紫土・亜紀
392-02 お中元なぜだか同じ物届く Yumi 1 越冬こあら
392-03 安心てふ日々の貯へ蟻の列 亜紀 4 早香・ancapigra・Yumi・こひつじ
392-04 土砂降りをとほせんぼして弁慶草 紫士 1 ancapigra
392-05 何処にでも付いて行きます弁慶草 早香 1 こひつじ
392-06 メロン切る貯まりし液をしたたらせ 中ちゃん 1 Yumi
392-07 弁慶草踏みてもやがて立直る 中ちゃん 2 勝坊・Yumi
392-08 弁慶草おっちょこちょいは親譲り -
392-09 貯へは微々たる物よあつぱつぱ 紫士 4 中ちゃん・越冬こあら・流・亜紀
392-10 花芙蓉わが墓の為貯金せり -
392-11 午後三時熱風貯めるビルの群れ 早香 1
392-12 楚々として弁慶草の逞しき 勝坊 1 紫土
392-13 弁慶草術後の傷の長さかな Yumi 4 早香・流・紫土・亜紀
392-14 お中元いつものあれで良いと言ふ 亜紀 4 ancapigra・勝坊・紫土・こひつじ
392-15 油照り手拭で受け貯木場 越冬こあら  2 中ちゃん・勝坊
392-16 運とツキするりと逃げし弁慶草 -
392-17 贈る宛て無くて中元検索す 勝坊 1 越冬こあら
392-18 仲人の中元先に届きけり こひつじ 2 中ちゃん・勝坊
392-19 カタログに紛れて来たりお中元 -
392-20 中元と一緒に喪中葉書来る -
392-21 中元を下げて些か遠回り 越冬こあら  3 早香・ancapigra・Yumi
392-22 貯えのなさは恥じまい盆近し -
392-23 白雨きて耳遠くなる貯木場 ancapigra 2 早香・流
392-24 貯へも余命も見えて西瓜食ふ 勝坊 7 中ちゃん・早香・流・紫土・Yumi・亜紀・こひつじ
392-25 貯め込みし一円五円秋暑し Yumi 5 ancapigra・勝坊・越冬こあら・亜紀・こひつじ
392-26 また次のいのちをつなぎ弁慶草 ancapigra 2 中ちゃん・越冬こあら
392-27 風呂敷をほどき中元差し出せる -
392-28 同じ物贈り贈られお中元 -
392-29 寄り道の辿りつきたる弁慶草 -
392-30 中元の意図あれこれと探りをり -
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