第 394 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年8月31日
兼題:「地虫鳴く」、「秋日傘」、「流」 ※「流」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
394-01 二つ三つ流木ありて浜の秋 2 早香・こひつじ
394-02 たたみても邪魔なるものに秋日傘 紫土 1 未貴
394-03 別れくる秋の日傘の重みかな ancapigra 6 甘納豆・流・勝坊・こひつじ・Yumi・屯
394-04 秋草を分けて清流掬ひけり 中ちゃん 6 甘納豆・流・勝坊・屯・亜紀・未貴
394-05 猫じゃらし三本生ける我が家流 早香 3 中ちゃん・こひつじ・Yumi
394-06 秋日傘ベンチに浅く腰をかけ 中ちゃん 1 早香
394-07 バス停に廻されており秋日傘 -
394-08 秋日傘バス停からは海見えて 3 中ちゃん・越冬こあら・紫土
394-09 おしゃべりと足湯に揺れる秋日傘 1 ancapigra
394-10 ママさんも昼は母ちゃん地虫鳴く -
394-11 笹舟の流れに遊ぶ秋の蝶 1 勝坊
394-12 秋雨や翅のオブジェに錆流る -
394-13 果てしなき大草原の地虫鳴く -
394-14 鬼灯や馴染む昭和の流行歌 こひつじ 1 越冬こあら
394-15 終電のホームを離れ地虫なく 5 甘納豆・早香・流・ancapigra・未貴
394-16 老幹のしづかな気息地虫鳴く 勝坊 4 こひつじ・Yumi・屯・紫土
394-17 雑草のチケット踏んで地虫鳴く -
394-18 地虫鳴く父の掌厚くよみがへり 未貴 1 中ちゃん
394-19 秋日傘二十世紀の町をゆく 亜紀 2 早香・ancapigra
394-20 地虫鳴く朝より続く片頭痛 Yumi 3 早香・越冬こあら・亜紀
394-21 電流が電線伝う長夜かな 越冬こあら  1 甘納豆
394-22 地虫鳴く休耕田のまたひとつ 亜紀 1 勝坊
394-23 自販機を取巻く闇や地虫鳴く 3 ancapigra・屯・亜紀
394-24 語らいに歩み留まる秋日傘 早香 1 中ちゃん
394-25 落ち込んで今夜は独り地虫鳴く こひつじ 1 勝坊
394-26 国分かつ石の標や地虫鳴く 紫土 2 流・Yumi
394-27 地虫鳴くこの地もいつか揺れ動く -
394-28 廻しゐる人待つ顔の秋日傘 -
394-29 新涼やドリンク剤を流しこむ Yumi 4 中ちゃん・こひつじ・亜紀・紫土
394-30 濁りたる川の流れや秋はじめ -
394-31 俳句などひねりつつ行く秋日傘 -
394-32 江ノ電のどこで降りても秋日傘 甘納豆 3 流・Yumi・越冬こあら
394-33 流星を指さす指を見つめている ancapigra 2 甘納豆・紫土
394-34 流木はしくとも哭かず秋の浜 -
394-35 秋日傘黒服の人立ち止まる Yumi 1 越冬こあら
394-36 流星や額に傷のある男 -
394-37 秋日傘少し伸びたる影を引き こひつじ 3 屯・未貴・紫土
394-38 考へてゐる夜はいつも地虫鳴く 中ちゃん 3 ancapigra・亜紀・未貴
394-39 秋立つや流れる瀬音日の色も -
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