第 399 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年11月9日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
399-01 里芋煮温め直し朝餉かな 甘納豆 2 勝坊・屯
399-02 漂泊の思ひに触れし初時雨 紫土 1
399-03 雑踏の十一月や顔上げる ancapigra 5 甘納豆・早香・越冬こあら・亜紀・屯
399-04 泡立てるエスプレッソや今朝の冬 -
399-05 ハーレーのシートの落ち葉払う朝 -
399-06 寒椿ぞろぞろと咲き押し黙る -
399-07 存へば儚き余命石蕗の花 勝坊 2 ancapigra・Yumi
399-08 一銭を知らぬ世代やちちろ鳴く -
399-09 膝掛けは寸足らずなり独居かな ancapigra 5 勝坊・越冬こあら・中ちゃん・亜紀・Yumi
399-10 薄氷選び踏みゆく通学児 Yumi 3 流・勝坊・屯
399-11 立冬の路地鉄扉へと下り坂 越冬こあら  3 流・ancapigra・紫土
399-12 蔦紅葉からまるチャペル大学の 中ちゃん 1 越冬こあら
399-13 早々と喪中のはがき冬に入る 甘納豆 3 ancapigra・紫土・屯
399-14 初雪のふはふはと風連れて来る -
399-15 井戸ポンプ括られしまま冬に入る 亜紀 4 流・ancapigra・中ちゃん・Yumi
399-16 小春日や御気持だけを有難く 越冬こあら  3 甘納豆・早香・亜紀
399-17 踏ん張って最後の一葉紅葉散る -
399-18 影薄き人になりたる青写真 -
399-19 響け響け十一月の児等の声 -
399-20 はつ冬のロールケーキの渦ましろ 亜紀 4 甘納豆・ancapigra・Yumi・紫土
399-21 雨に濡れ紅葉のあかさ増して来る -
399-22 青首と呼ばれ大根すくすくと -
399-23 冬空の下の井戸端会議かな 中ちゃん 2 勝坊・紫土
399-24 徳利に残りの菊を納めけり 4 甘納豆・早香・中ちゃん・亜紀
399-25 寒鴉人に天与の運不運 勝坊 1 越冬こあら
399-26 無防備な首に襟巻触れてをり -
399-27 今晩は共に酔いましよ神の留守 Yumi 1 中ちゃん
399-28 立冬と聞いてふるえの増す身体 -
399-29 霜枯れや廃坑跡の殉職碑 3 流・勝坊・Yumi
399-30 洗濯もの固く絞られ今朝の冬 ancapigra 2 早香・屯
399-31 雪螢ゆきふるやうにともりたる -
399-32 前かごで落ち葉踊らせ急ぐ朝 6 甘納豆・早香・越冬こあら・中ちゃん・亜紀・紫土
399-33 立冬やハウス栽培休みなく -
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